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雨上がりの早朝、カメラを持ってバルコニーに出てみる。

 「もう宴はおしまいだよ!」と、言わんばかりに風が吹き荒れ、

 「さぁ、夢はそこそこに現実に戻りなさい。」と尻押しするように雨が降りしきる。

しとしとしとしとしと…………長雨にスッカリ花も傷み、
ピッカピカだった葉に病気も出て来ました。
春先からの好天に恵まれて、順調に育って来た薔薇。
ここ数年の悪天候にガッカリして来た僕達は、

 「今年は凄い事になるかも……。」

そんな淡い期待を持っていました……がっ!
やっぱり自然はそんなに甘くありませんね。

皆さんのお宅、それぞれに開花時期は違いますが、
この所の悪天候で、ほぼ、一番花はお仕舞いと言ってもいいのではないでしょうか。
まぁ、いっか……簡単に気持ちを切り替えられるのも、
薔薇を育てて来て育まれたこと。明日は明日の風が吹く。
来年はもっといい春になるに違いない……そう思いたいです。

写真は雨に濡れた僕のオリジナルの薔薇。
ブログ初公開です。雨に濡れてしっとり美しい……かな。


31. 05. 2009


Benoit。


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# by souslarose | 2009-05-31 00:00 | Under the Rose

First Yellow。

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趣味で薔薇の交配を始めて10年近くなろうとしています。
初めの頃は訳も分からず、咲いている薔薇を片っ端から手当り次第に……。
出来る薔薇は何れも白から赤のグラデーションの中の色でした。
その内、ラベンダーの薔薇が出来、心待ちにしていた赤黒い薔薇が出来、
念願の紫色に美しく退色する薔薇が出来ました。

 「……そうだ、黄色の薔薇がない……。」

フと思うと、僕の薔薇に黄色のバリエーションがありません。
一般に黄色の薔薇は男性が好む色と聞きます。
天の邪鬼の僕は黄色の薔薇が苦手……。
黄色の薔薇と言うよりは、黄色の花色と葉の兼ね合いとでも言いましょうか。
濃い緑と黄色の取り合わせがどうも苦手なのでした。
淡い緑と卵黄色の組み合わせ、「Golden Celebration」なんかは好きです。

どうしても黄色の薔薇が欲しい……。
コマツガーデンさんに1本だけ試しに接いで貰った薔薇。
この連休に大苗になって我家に返って来ました。

僕の初めての黄色の薔薇……感慨ひとしおです。


24. 05. 2009


Benoit。


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# by souslarose | 2009-05-24 07:38 | Under the Rose

自分で蒔いた種。

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 「自分で蒔いた種じゃん!」

自分で自分にそう言い聞かせます……まさに文字通りだから(苦笑)

僕は都会の真ん中のバルコニーで薔薇を育てています。
勿論、薔薇を地植えする土地はありませんから1000鉢、全部鉢植え。
しかも、専門家が見たらビックリ仰天する驚異の雛壇飾り&纏足栽培(笑)

どうやったら一鉢でも多く薔薇を置けるかに腐心して来ました。
僕の薔薇への関心は、一株にビッチリと花が付かなくてもいい、
たった一輪でもいいからその薔薇の本当の姿を見たいのです。
自分で育ててみて触ってみたい、匂いを試してみたいのです。

バルコニーはコンクリートですよね。
どうにかこのコンクリートを隠す方法はないか。鉢を見えなくする方法はないか……。
と、言う訳で、薔薇の鉢に色々なものを植えてみました。
勿論、薔薇が窮屈になっては元も子もありません。
なるべく薔薇の邪魔にならないように、しかもチョッとは見栄えがして、
出来れば季節には花も楽しめれば言うことなし……。
1000鉢分の草花を買う費用はありません。だから雑草も利用します。
セダムやヤエムグラはとても便利……美しく鉢を隠してくれます。
去年はクローバーや勿忘草の種を蒔いたりしました。

さて、ここに引っ越して来た時に蒔いた種、
幾つかのハーブが大変な事になっています。
中でもミント!いつからこんなになってしまったのか、
抜いても抜いてもどんどん増える生命力の強さには驚きの念を隠せません。
花が咲いた後のこぼれ種もあるでしょうけど、
薔薇の鉢の下から潜り込み、いつしか主客転倒、
麗しの薔薇さま、軒を貸して母屋を取られるありさまです(笑)

5月のこの時期は、青々とした新鮮な葉が芽に美しいです。
でも、美しいなどと言っていられません。
ミントの元気に押された薔薇は年々ショボクなり、
気が付くと1輪しか咲かないこともままあります。
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写真はミントの陰でヒッソリと咲く「Abraham Derby」。
それから、忘れた頃にポツリと咲く「Fantin Latour」。こちらは白の露草に埋もれています。
この露草、今から10年前、前の会社の近くのお宅が取り壊されると聞き、
前庭に生えていた露草を持ち帰り水栽培……今やバルコニー一面に生えています(笑)
イングリッシュ・ローズの「Darcy Bussel」もミントに埋没……。

まっいっか!大きくなりたいんでしょう?もっと生えたいんでしょう?
それらが自然な景観を作ってくれることも事実ですもんね。
まぁ、程々に、薔薇が枯れては元も子もありませんから。


20. 05. 2009


Benoit。


[Abraham Derby (ER) Austin, 1985]
[Fantin Latour (C) 1900]
[Darcey Bussell (ER) Austin, 2005]

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# by souslarose | 2009-05-20 00:00 | Under the Rose
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風薫る5月、毎年、この時期になると心ウキウキします。
電車の中のポスターを見てドキドキ、予定帳を眺めていつ行こう、誰と行こう……。
一足早く12日に今年で11回を数える「国際バラとガーデニングショウ」に行って来ました。

毎年〜ディスプレイ面で目覚ましい躍進を見せてくれるガーデニングショウ。
参考になる部分は、早速、取り入れ、自分のウチで再現不可能な所は見て楽しみます。
最初の頃はただただスペースを埋めるように草花を並べていただけだったのに、
最近では、ここが野球場か……と、思わず我を忘れるほど自然で素晴らしいディスプレーです。
出展している皆さんの苦労が忍ばれますが、その甲斐あって素晴らしいショウになっていました。
参加している皆さんの思いが、また、見る側僕達の願いが1つになっているようです。

初めの頃は初日の朝一番にサッと行って小一時間見学、
どちらかと言うと薔薇の苗を買うのが目的でしたけれど(笑)
最近ではスッカリ様変わり。親しい友人と再会して話しに花が咲いたり、
なかなかお目に掛かれないお世話になっている方々に挨拶したり……年に一度の社交の場になっています。
来シーズンにお迎えする薔薇を実際に見て確認、夢中になって写真を撮って……。

その中からお気に入りの何枚かをご覧にいれますね。
僕の駄文を読むより数段、実になりますから(笑)
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1枚目の大きな写真は大野耕生さんがアレンジした美しいブーケ。
いつもお世話になっている深野俊幸さんの色彩感覚溢れる作品を中心に。
それから、僕の中での今年の写真のテーマは「椅子」。
椅子ってどうしてこんなに絵になるんでしょうね……凄く不思議。

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所で、僕が夢中になって写真を撮っていると、
殺気ムンムン、何やら背後から怪し気な気配が……。
足音を忍ばせてはいるものの、「どどどどどどどど……。」
振動が段々近くなって来ています……。
そう「New Roses 2009」の撮影の時に紅茶をこぼし、
これから撮影って言う時に電気を消したMadam d'AKMが僕に回し蹴りをしに突進して来たのです(笑)
あぁ、危ない……おちおち写真も撮っていられやしない(笑)


13. 05. 2009


Benoit。


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# by souslarose | 2009-05-13 00:00 | Under the Rose
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この1枚が撮りたくて……。

夕暮れ時、降り出した雨の中、小走りで帰って来ました。
数日前、見事な一番花を咲かせてくれた、小山内健さん作出の「Apple Seed」です。
去年、ご本人にお願いして一番大きな苗を送って貰いました。
我家にお迎えして伸びるに任せっ放し栽培(笑)そう、大きくしたかったのです。
僕のいい加減な管理、全くしなかった剪定&誘因なのに、
それはそれは夥しい数の蕾が上がって来ています。

そしてこの雨……ここ数年、本当に雨には泣かされましたが、
今年は好天に恵まれ開花も早いようです。
但し、我家は遅い剪定のため例年よりも開花が遅いですけど……。
美しく花開いた「Apple Seed」、この雨にどんな風になっているか、
まだ急げば間に合うかもしれない……そう思っての急ぎ足です。

触れれば落ちん……雨に打たれ、雨の雫で重くなり、
花弁は雨粒をはじくことに疲れ、向こうが透けるまでに水を含んでいます。
少しでも風に吹かれれば花弁がハラハラと散りそうではありませんか。
濃いピンクから紫色に退色し、さらに夕方の光線で絶妙な色になっています。
街灯の明かり、暗く沈んだ緑、雨に濡れ項垂れ、紫外線でさらに青くなった紫……。
この姿が頭の中にあったから急いだのです。
 
 「間に合った!……咲いていてくれて良かった……。」

ビニール傘を差し、夢中で撮っていたらいつの間にか日が暮れてしまいました。
強くなった雨はウィンド・ブレーカーに染み、
中のTシャツまでビショビショになっているのに気が付きませんでした。
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最後の1枚は満開になった時の「Apple Seed」の同じ花。咲いてからの花保ちは抜群です。
自由奔放に伸び、素晴らしく甘い芳香が鼻孔をつきます。
写っていませんが、このピンクに黄金色の蕊が美しく映えます。


08. 05. 2009


Benoit。


[Apple Seed (S) Ken Osanai, 2000]

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# by souslarose | 2009-05-09 00:00 | Under the Rose

コッほん!

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 「コッほん!」

どうです、見てご覧なさい。この素晴らしいバルコニー!
新鮮で青々とした葉が生い茂り、ポツポツ花が咲き出しています。
何か気が付きませんか?そうです、病気がひとつも出ていないでしょう?
この時期、漏れなく付いて来るウドン粉病が全く出ていません!
いいですよ、虫眼鏡で見ても1枚たりともウドン粉病になっていませんから。
これを奇跡と呼ばずして何と呼びましょうか!(笑)

そうです、何もしていないのですよ、ぬぁ〜んにも!(笑)
面倒臭がりのブノワ。さん、薬なんて全然、撒いていません。
だって、剪定も誘因もするヒマなかったんですから。
薬なんて撒くヒマある訳ないじゃないですか。

それにしても不思議な事もあるもんですねぇ……。
どんなに神経質になって予防のために薬を撒いても出るものは出る。
今年みたいに何もしなくてもピッカピカの葉っぱで一番花を迎える事もある。
これを自然の気まぐれと呼ばずして何と呼びましょうか。
せっせと薬を撒いても全く効果がない年もあれば今年のようなラッキーな年もある。
強いて理由を挙げれば、今年の4月は非常に天候に恵まれました。
薔薇の病気が気になる降雨は殆どなし……。カラッと晴れて湿度もなかった……。
今年の好調を見るにつけ数年前の惨状が思い出されますね。

はぁ、どうやらこのま美しい一番花が拝めそうです。
本当、不思議。来年はもっともっと手を抜きそうで恐いです(笑)
だって、先日、撒いたアブラムシ用の薬が一回……。
今シーズンは他に何もしていないんだもの。
ウドン粉クイーンもウドン粉キングもウドン粉プリンスも、
例年だと漏れなくウドン粉病が付いて来る品種も健在です。
神さまの気まぐれ?ここ数年不順な天候に泣かされましたからね……。

写真はウドン粉病には関係ないけれど、
ルゴサ系の美麗花「Conrad Ferdinand Meyer」。
そう、イングリッシュ・ローズに多大な影響を与えた薔薇としても有名ですね。
その匂いの素晴しいことと来たら!鼻が取れそうなほどです(笑)
大株にしたいと意気込んで購入して数年。
意気込みに反して随分とショボクなってしまいましたが、
それでもこうして毎年素晴しい花を見せてくれます。


07. 05. 2009


Benoit。


[Conrad Ferdinand Meyer (HRg) Dr. Franz Hermann Muller, 1897]

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# by souslarose | 2009-05-07 00:00 | Under the Rose

ピュぅ〜ん!

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3年前のこと、僕が、大、大、大好きな親友夫妻の所に女の子が生まれました。
ハンサムな旦那さまと美女の奥さまに珠のように可愛らしい女の子!
でも、一人っ子で廻りに親戚がいない僕は子供にどう接していいか分かりません。
言葉を喋らないうちはまだ抱っこするだけだからいいのだけれど、
少し大きくなって話し掛けられたりするとどうしていいか困ってしまいます。
しかぁ〜し、その女の子、ミーちゃんは異様に可愛らしく、
人一倍オマセでスッカリ僕のお気に入りになってしまいました。

その赤ずきんミーちゃんとオオカミのブノワ。さんの架空の会話(笑)

 M 「ねぇ、ブノワ。おじちゃん!」
 B 「お、おじちゃん?おにいちゃんでしょう?」
 M 「…………おじちゃんの所の薔薇、どうしてボーボーなの?」
 B 「おじ……?それはね、薔薇の魅力を最大限に引き出すためなんだよ。
    ホぉ〜ラ、見てご覧。花が風に揺られて綺麗でしょう?」
 M 「でも、下の方がスッカスカで葉っぱが1枚もないよ。」
 B 「それはね、夏になった時に蒸れないようにするためなんだよ。」
 M 「ふぅ〜ん。ねぇ、どうして枯れた雑草がそのまま下に捨てられているの?」
 B 「それはね、コンクリートのバルコニーが自然に見えるようにするためなんだよ。」
 M 「ミーたんはゴミ箱に捨てた方がいいと思うけど。」
 B 「でもね、真夏の照り返しが少しは防げるでしょう?
    おにいちゃんの所、猛烈に暑くなるから。」
 M 「…………でもママが言ってた。ブノワ。おじちゃんは面倒臭がりだって。」
 B 「………………。」
 M 「パパも言ってた。ブノワ。おじちゃんは楽な方、楽な方に流れるって。」
 B 「………………。」
 M 「ねぇ、どうしてお花が小振りなの?」
 B 「………………。」
 M 「ねぇ、どうして枯れた薔薇の鉢がそのままになっているの?」
 B 「………………。」
 M 「ねぇ、おじちゃん、どうして?どうして?」
 B 「………………。」


と、言う訳で、薔薇の自然な姿を追求した僕の今年のバルコニー(笑)
何だかんだ言って綺麗な薔薇が咲き始めました。

 「なぁ〜ンだ、放って置いてもキチンと咲くじゃん!」

パリやノルマンディーで見た薔薇本来の樹形。
その美しさに打たれて今年は僕なりに出来る事をしてみました。
ピュぅ〜ン!長く伸びた枝先に付いたえも言われぬ美しい薔薇。
風に吹かれ、ゆらゆらと揺れる姿に心奪われます。
あっちに伸びた枝、こっちに伸びた枝どうしを軽く紐で縛り、
都会のコンクリートのバルコニーが自然に見えるように演出してみました。

なぁ〜んて!剪定もせず、誘因もしなかったツケ?(笑)
でもね、薔薇はちゃんと咲くのですよ。それも劇的にね。
僕のズボラ園芸のやり方にチョッと自信を持った春でした(笑)
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写真はオールド・ローズの「Yolande d'Aragon」。
秋にも帰り咲く美しい薔薇です。素晴らしい匂いが鼻孔をつきます。
中世フランスに生きたヨランド・ダラゴンは、
ジャンヌ・ダルクの強力な支持者としても有名です。


04. 05. 2009


Benoit。


[Yolande d'Aragon (P) Jean-Pierre Vibert. 1843]
[Yolande d'Aragon (1384~1442)]

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# by souslarose | 2009-05-04 00:00 | Under the Rose
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僕の目は極端に悪い。
両目とも0.01、しかもどっちだったか物凄い乱視……。
ほぼ見えないに等しいのです。

ただ、不思議なことに、
歩いていると足元をウロウロしている小さな蟻んこや、
雨上がりに何を血迷ったか歩道に出て来た、
超スローモーなカタツムリなんかはバッチリ見えます(笑)

 「あぁ、忙しぃ、忙しぃ……。」

最近の僕の口癖になってしまった感がありますが、
暖かい陽射しに誘われて外に出たがる猫達に釣られ、
剪定も誘因もろくすっぽしなかったバルコニーに出てみることにしました。

 「なぁ〜んだ……物凄い蕾じゃん!」

恐る恐るバルコニーに出たクセに夥しい蕾の数に驚くやら喜ぶやら。
改めて「春の薔薇は自然が咲かせる。」の言葉を思い浮べてみます。
剪定もされず自然に伸びた薔薇……樹形がいつもと違うので、
暫し、どれが何と言う名前の薔薇だったか右往左往してしまいます。

 「ンンン……こんな所にモス・ローズがあったっけ……。
  あらら、あそこにもここにも……。」

確かに数年前、手に入るだけのモス・ローズを、現存するモス・ローズを、
イギリスのピーター・ビールズから片っ端から取り寄せたっけ……。
それにしてもあそこは確かダメになった薔薇の台木から伸びた野薔薇のハズ……。
そう、逆さまになったシャンデリアよろしく、
小さな蕾がお互いを邪魔しないように整然と並んでいる……。
だけど萼の部分にビッチリと夥しいモス(苔)が……。

 「ハッ!もしかして!」

そう、超ど近眼のブノワ。さんがモスと勘違いしていたのは、
ビッチリと花首に付いたアブラムシ(笑)
改めて見ると、あそこにもここにも……。
あぁぁぁ!ほぼ全ての薔薇にビッチリとアブラムシがぁ!(笑)
危うく1000本のモス・ローズをコレクションする、
空中薔薇園になるところでした(笑)
テントウムシさんゴメンなさい、ヒラタアブさん堪忍ね……。
謹んで薬剤散布させて戴きました(涙)

写真は大人気のモス・ローズ、本物のモス・ローズ「James Veitch」。
モス・ローズの中で数少ない返り咲く品種です。


29. 04. 2009


Benoit。


[James Veitch (M) Verdier, 1864]

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# by souslarose | 2009-04-29 00:00 | Under the Rose

薔薇を育み育まれ。

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穏やかな4月になりました。
僕の今までの薔薇歴では考えられないくらい遅く、
本日、日曜日に薔薇の手入れを終えました。
今までは年末年始の休みに一気に済ませていたんですが、
年々、時期が遅くなり、去年が2月の下旬、今年がこの体たらくです(笑)
手入れが終わったと言っても、やったことと言えば施肥と簡単な剪定だけ。
ボーボーに伸び、藁色に枯れた雑草は辛うじて抜きましたが……。
もう枯れているから伸びないし栄養や水分も薔薇から横取りしない……。

薔薇を育てるようになって変わったこと……そう、気長になりました(笑)
一季咲のオールド・ローズの花が付かないと丸々2年花を見られない訳ですもんね。
それでも待つ価値があるくらい美しい薔薇が多いです。
自分で交配して種を蒔くと、3〜4年花が咲かないこともあります。
昔は結構、短気だったんですけどねぇ……(笑)

 「咲かぬなら咲くまで待とう薔薇の花。」

最近では我が家にクリスマスローズと言う、
僕にしては異端の花が7本もやって来ました。
その内2株は花が咲いている状態でやって来て、
1株は去年「来年咲くからね!」と、友人がプレゼントしてくれ、
親友のお母様が実生で育てた残りの小さなポット苗の3株は、
早くて再来年の開花だそうです(笑)

あと、命の大切さ、儚さを身近に感じるようになりました。
精一杯、世話をしても気候が合わずに枯れる薔薇もある。
何もしていなくても美しい花を咲かせる薔薇もある。
枯れると当然、悲しいし、次はこんなことにならないように対策を講じたりあれこれ考えます。
命を絶やしてしまった悲しみ……こればかりはいつになっても慣れません。
薔薇を育むことによって優しい気持ちを育まれ、
天使のようになったブノワ。さんです(笑)


写真は僕のオリジナルの薔薇。そう、糸ピコです(笑)
クリスマスローズの糸ピコは大人気ですが、果たして薔薇は?


26. 04. 2009


Benoit。


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# by souslarose | 2009-04-26 14:10 | Under the Rose

New Roses 2009。

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まだまだ寒さ厳しい2月に撮影の仕事をしました。
そう、泣く子も黙る、薔薇ファン垂涎の「New Roses 2009」の撮影です。

僕はプロのカメラマンではありません。
今までの諸々の写真を見て下さって白羽の矢が立った……。
そう解釈して快諾しました。だって、これ以上に名誉な事はありませんからね。

さて、撮影の当日……………。
実は、一度、撮影日が延びました。美しい新品種の薔薇「ラ・マリエ」と、
その薔薇をイメージしたデザート「マリエ」を撮ることが目的のページ。
その肝心の薔薇が寒さのせいで開花が遅れるとのこと……。

僕は撮影の際に照明を使いません。精々、レフ版を使うくらい。
当然、冬の一番日照の少ない時期の撮影です、結構、ヤキモキしていました。
所が、僕の心配なんか「まるで甘ちゃん!」と、言わんばかりに、
撮影当日の月曜日の午後は小雨模様……そうでなくても日照時間が短い2月です。
花の撮影にカンカン照りのピーカンもキツいけれど、
写真は矢張り光があってナンボですからね。
暗くてもいい、多少のことならいい写真が撮れる自信はあります。
しかぁ〜し!この温厚で柔和で滅多なことでは驚かないブノワ。さんが、
唖然、呆然、愕然、慄然、憮然としたのは、
本来はその場を取り仕切ってくれるハズのTさんが、
撮影場所のO邸に着いて簡単な自己紹介が終わった途端……。

 「えぇ……と、皆さん……先ずお茶にしましょうか?」……って!

とっとっとっとっとっと……大きく前にズッコケるブノワ。さん。

 「こらこらっ!Tさん!お茶なんかしている場合じゃないの! 」

休憩や皆さんの紹介なんか後でいいの!先ずは撮影でしょう?
休憩って仕事で疲れた人がとるのが相場じゃないの?(笑)
その当時は自然光を使っての室内での撮影のタイムリミットは4時。
撮影にご自宅を提供して下さったO邸に到着したのが2時30分過ぎ……。
簡単な挨拶の後、早く撮影しなければと思っているのに、
優雅にお茶なんかしている場合じゃないです!(笑)
じゃなくても短い日照、姿が見えないクセに刻一刻と傾くお天道様……。
ケーキはどこ?薔薇はどうしたの、薔薇は!?!?!?ケーキは!?!? !?
あぁっ!食器を作ったAさんがお茶をこぼした……やっぱりオッチョコチョイ?(笑)
ハァ……さらに撮影が遅くなるぅ……。

皆さんの優雅さ加減にはビックリするやら呆れるやら……。
ブノワ。さんのこめかみの血管のピクピク……見えませんでした?
デザイナーの男の子はおっとり大人しくて、
威風堂々、絶対的に威圧感タップリな豪華薔薇マダム達を仕切れるタイプじゃないし(笑)
窓の外を見れば、O邸の庭を借りて、薔薇界超人気のOさんを中心に、
他社から新しく出る薔薇の本のための撮影がテキパキと進められている……。

こりゃぁダメだ……自分から動かないと写真撮れない!
デザイナーの男の子に目で合図して……。

 「ホラ、テーブルを窓際に持って行こうか。
  いいの、あっちのマダムのチームは放って置けば!」

コソコソ言っているの聞こえませんでしたか?
申し訳ありませんが勝手に事を運ばせて戴きました(笑)
あれが仕事の人ばかりだったらブノワ。さんの一喝を浴びていたでしょうね(笑)
皆さん、火炎放射器で焼き払われるか、口にガムテープですぞぉ。
こう見えても恐いんですよ、ワタシ。
もう少しで人払いをする所でした……ハイ(笑)

 「どんな風に撮ります?何かスケッチみたいなものありますか?」

撮影前の僕の問いかけにデザイナーの男の子は、
西洋美術館で大好評だったヴィルヘルム・ハマースホイの図録を取り出しました……。

 「あぁ、この人とだったら同じ感覚で仕事が出来る……。」

もう少しでこめかみの血管が切れる寸前の僕の胸に安堵感が押し寄せた瞬間です(笑)
あの短い時間の中で撮影が出来たのも彼の的確な指示のお陰、
確固たるイメージが頭の中にあったから他なりません。
出来上がり、デザイナーの美的感覚の鋭さはページをご覧になれば良く分かります。

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撮影終了後、大変だった僕とデザイナーを待っていたのは(笑)
Oさんと明るくお綺麗なお母さまがお作りになった絶品料理の数々。
うぅ〜む、美味い!毎日ここに夕飯を食べに来ようかしら……。
膨らんだこめかみの血管は何処に?口まで出かかった文句は一体?(笑)
心優しいお父さまや、この日のために極上のデザートを作られた若く才気あふれるKさん、
薔薇界超人気のOさんや、わざわざ遠路、薔薇を持って来て下さった、たおやかなMさん、
雁首揃えた……じゃなかった、そろい踏みの美しき薔薇マダム達(ゴリゴリゴリゴリ……。)と、
歓談し、美酒に酔い、御機嫌な宵は更けるのでした……。

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さて、今日のこの1枚目の写真……美しい新品種の「ラ・マリエ」の写真も、
美味しい物にはうるさい豪華薔薇マダム達を絶句させ口を封じ、
一瞬だけど少女時代に戻らせた(笑)極上デザート「マリエ」の写真も使いません。

天の邪鬼なブノワ。さんは出題します。
「New Roses 2009」の中の該当するページの中で、
この美しい薔薇のモチーフはどこに登場するでしょう。
見事、正解の方には……………何もあげません(笑)
「偉い!」と、一言、進ぜましょう。


19. 04. 2009

Benoit。


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# by souslarose | 2009-04-19 00:00 | Under the Rose

Let's talk about roses。


by ブノワ。
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