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僕の中では京都と軽井沢は一緒なのです。
どこが一緒かって?素晴らしい観光地だから?美味しいものが食べられるから?
違う、違う、ホラ、東京からスグでしょう?行こうと思えばいつでも行かれる……。
そう思っている内についつい足が遠のく理由です。
僕の両親は長野県の出身です。大昔、新幹線がない頃は、
上野から急行で3時間チョッとくらいかかったかなぁ……。
横川でホームに売りに来ている峠の釜飯を買ってねぇ……。
今や新幹線で居眠りする間もなく軽井沢に着いちゃいますもんね。

行こう行こうと思いつつ、なかなか機会がなかった軽井沢。
Noraの景子姐、いやいや、この度、晴れて改名された かれんさんと、
写真家の今井秀治さんと3人で行って参りました、
軽井沢はレイクガーデン。日帰りでしたからホテル・ルゼには泊まれませんでしたし、
新幹線じゃなくって車でしたけど……この3人の取り合わせは初めての珍道中(笑)
約2年半ぶりの軽井沢、この前、行った時は秋も深まったギリギリのレイクガーデンでした。
今回はどうやら薔薇も丁度、満開?見頃のようで楽しみなことこの上なし。
新しいカメラのテスト撮影にももってこいですかね……。
今回は、千住博美術館や素敵なペンション、素晴らしい個人のお宅など、
盛り沢山でしたが、今日はレイクガーデンのみのアップです。
じゃないと写真が300枚くらいになっちゃいますから……。

またまた選ぶのが面倒臭いので、怒濤のアップ、
今回は人出が凄いでしょうけど、久しぶりにオリンパスXZ-1も持参です。
僕ね、笑う人もいるんですが、オリンパスXZ-1に内蔵されている、
「ジオラマ」って言うアートフィルターが好きなんです。
ごくごく一点にのみピントがあって周りが盛大にボケる……。
ホラ、おもちゃみたいに写るアレね(笑)今回も数枚あります。
どうぞ最後までお付き合いください。
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如何でしたか?楽しんで貰えましたか?
まさに満開でしたねぇ……雲行きも怪しかったりしましたが、
日頃の行いのせいか、散策している時には全く問題ありませんでした。
今日の1枚目の写真は、ボランティアの皆さんが摘んだ花柄の写真。
これはゴミじゃないですよ。一生懸命咲いた花々が最後に輝く瞬間ね。
新しいカメラで撮る写真は、今一つしっくり来ない部分もあるのですが、
これは先日ポートレートの仕事をお引き受けした兼ね合いで、
50ミリの単焦点のレンズではなく、24ミリ〜70ミリのレンズを初めに揃えたから。
多分、そのせいだと思っています。え?50ミリのレンズは買わないのかって?
あのですねぇ、50ミリf1.2のレンズ1本で18万円するのですよ!
一辺にボディとレンズ2本なんてとても買えません(苦笑)
先ずは仕事再優先、この秋にでも50ミリの単焦点を買うつもりにしています。

今日はね、先日お世話になった新潟のスナッフィーちゃんも一緒にアップ。
同じ時期に軽井沢を訪れ、レイクガーデンを堪能して来たみたいです。


僕個人の意見、感想としては、
春の薔薇満開のシーズンもいいのですが、レイクガーデンは矢張り秋。
光線がね……黄金なのです。枯れ枝も実った穂も黄金に輝く……。
空気が凛として薔薇もチラホラで適度な数。
今年もまた秋に行きたくなりました。勿論、夕飯は「無限」ね(笑)


最後に一つだけ……。
薔薇の最盛期とあって、ガーデン内は大勢の人で賑わっていました。
カップルで仲睦まじく散策する人、個人で薔薇の写真を撮っている人、
満開の薔薇の前で愛犬のポートレートを撮っている人、
毎年〜遊びに来て、前の年のガーデンと今年のガーデンを比較して楽しむ人……。
薔薇の聖地ですから、勿論、薔薇ファンも沢山います。
そんな中、30名くらいのグループと遭遇しました。
結構、年配も混じった中高年のグループ30名余。
いえ、遭遇って言っても一瞬すれ違っただけですが、
そのグループに気が付いた理由は僕がいる場所から遥か向こう、
湖の対岸で数名の女性が騒いでいたから……。
その女性たちは湖のこちら側にいてもハッキリ聞こえるくらいの大声で、
下らない内容の話をわめき散らし、奇声を上げ、馬鹿笑いをしていました。
思わずそっちに顔が向いてしまうくらいの大騒音。勿論、顔が険しくなるくらいの大声。
全員ではありませんよ、30名の中のごくごく数名の女性、勿論、年配です。
彼女たちは自分が言っていることが面白くて周りに受けていると思っているんでしょうね。
詰まらぬジョークを言い、自分で笑い、取り巻きがそれに答える……。
ハッキリ言って大迷惑です。美しい薔薇が満開のレイクガーデンに、
紛れ込んだ害虫みたいなもの……場所をわきまえましょう。
場所もわきまえず大声で……まるで大陸の国の人たちみたいじゃないですか。


29. 06. 2014


Benoit。


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by souslarose | 2014-06-29 22:00 | Raindrops on Roses | Comments(16)
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東京は暑くて暑くて……と、愚痴る毎日ですが、
いやいや、実は数字で言うと気温は北海道だって負けないくらいに高いし、
今や日本国中、亜熱帯と化した感があります……。
カポックやガジュマル、ゴムの樹……以前は観葉植物として室内栽培だった植物が、
今や当たり前に街路樹化し、ごくごく普通に冬を越しますもんね。
カポックなんて花咲いてるし。もうビックリですよね(笑)
毎年行っている北海道では湿度がないからコンガリ美味しそうに焼けちゃうし(笑)
去年の長岡の丘陵公園も暑かった……。

で……チョッと行く用事があった国営越後丘陵公園。
メインの用事はこちらで読んで戴くとしましょう。
そして、もう一つの目的は、新しいカメラの試し撮りでした。
早く慣れないと大事なポートレート撮影の仕事が迫っていましたから……。
薔薇のシーズンと言うことで、何と開園が朝の7時!
東京から始発で駆け付けても結構、掛かります。
だとしたら前日に長岡入り……だよねぇ(笑)
14日は、朝から山のような用事を済ませ、
夕方、日生劇場で麻実れいさんの「昔の日々」を鑑賞。
終演後は仲間と「銀座キャンドル」で楽しいテーブルを囲み、
新幹線の最終で長岡入りしました。

改札に出迎えた秘書のペギーに連れられて、
(あけがこの度ペギーに改名。Miss.ピギーじゃないよ。ペギラでもない(笑)
先日、前の職場の両国でスカウトされたみたいだし、
僕的には星誕期にあやかって肉団子の方がいいと思うのだけど……。)
辿り着いたのは深夜まで営業しているアイリッシュ・パブ?
そこに待ち構えるは、自分では「緑園の天使」の頃の……と、夢見心地のリズこと、りえんぞうさん。
春先に観た芝居の影響でマドレーヌと改名したMayのオネエさま……地蔵の方がお似合いなのに……。
そして、周囲の「可哀想に!」の声をよそに、
実は自らは大層お気に入りのハンドルネーム「極悪姐さん」を「かれん」に変えた景子姐(笑)

「かれん」って一体どんな字を書くの?なぜ平仮名?
「可憐」か?それとも「加齢」と書いて「かれん」と読ませるか……(笑)
どうしちゃったの皆、改名ブームなの?(笑)
若者で賑わう店内、一際、平均年齢をググッと上げ、異彩を放つロートル5人集でした(笑)
だけど、愚連隊のオバサン……じゃなかった!結構な年齢の主婦が、
深夜12時を回ったパブにたむろしている姿は凄かったです(爆)
不良主婦軍団?(笑)溌剌とした若者の間に川の澱みのような主婦4人(爆)
兎に角、東北遠征でお疲れにもかかわらず、
改名ムード、バッリバリのお姐さまたちと小一時間テーブルを囲み、
未練たらたら、もっと飲みたそうなリズを引っ張って、
翌朝の約束をしてそれそれの宿に向ったのでした……。

翌朝、リズとマドレーヌは「雪国植物園」へ。
僕とペギーとかれんは一路、越後丘陵公園を目指します。


ハァ……越後丘陵公園!ここは本当にいいですねぇ。
空気が綺麗!ダイナミック!加えて薔薇のいい匂いで園内が凄いことになっています。
世界中でこんなにいい匂いの薔薇園が他にあるでしょうか!
何回、深呼吸した?都会の排気ガスで汚れた肺が綺麗になるようです。
出迎えてくれた、つぐみちゃんスナッフィーちゃん、久しぶり!
おぉぉぉぉ……roseさんがはるばる東京からやってきました!
もうチョッと早かったらソフトクリームのご相伴にありつけたのに(笑)
少し遅れてバンビさんアンさんもやってきました。
皆さん、いつもいつも温かく迎えてくれてありがとうね。
あなたたちに会えるのも丘陵公園に来る目的でもあるんですよ。
関東の色黒の喋るじゃが芋連中は、

  「皆、色白で可愛いよねぇ……。」

と、大層、羨ましいご様子。 ふふふふ、そりぁあそうだろう(笑)
と、ここで、ソックリ瓜二つのチビちゃんを連れてからももさん登場。
いやいや、彼女のフットワークは軽いです(笑)見習わなくちゃいけません。
あっ!りきさんが素敵なご主人を従えて登場。
来るかどうか迷われていたのにお目にかかれて良かった!
午後からはメインの用事の表彰式があったので、
午前中の内に走るようにして撮りまくった写真、47枚を御覧くださいね。
……って!いきなりポプラの樹に潜るかい?(笑)
1枚目の写真は早朝のホテルの近くで撮りました。何だかヨーロッパみたい。
どうかな、新しいカメラにチョッと慣れてきたように思います。
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驚いちゃったのは、カメラを持ってウロウロしていると、
園内で写真の仕事をしている男性が、

 「それ、5D?」って声を掛けてくれました。

遠くからでも大きさとかで分かるのだそうです。

ここ越後丘陵公園は本当に素敵です。
スタッフの皆さんの親切と笑顔。ボランティアの方々の、
しっかりした仕事のお陰で薔薇園がとても綺麗。
明るい対応に、こちらまでホッとした気分になります。
秋にもまた訪れる予定にしています。
その時を目標に暑い夏を乗り切らなきゃね!


21. 06. 2014


Benoit。


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by souslarose | 2014-06-21 22:00 | Raindrops on Roses | Comments(12)
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梅雨入りした途端、雨がザァザァ降っています……。
今日で4日目じゃん!

 「それにしてもよく降る雨だねぇ……。」

有吉佐和子が大女優杉村春子に当てて書いた傑作戯曲、
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」の幕切れの台詞を思い出します。
窓の外を見ながら思い切り抑揚を付けて、杉村春子を真似て言ってみたりして(笑)

しかしよく降る……うぅむ……どうだろう。
止むかなぁ……大丈夫、僕、晴れ男だし(笑)

梅雨入りと同時に、結構、強い雨が続いた日曜日、
新しいカメラの試し撮りに行って参りました。
さて、どこへ?「横浜イングリッシュガーデン」?
それとも「The Treasure Garden Tatebayashi」……候補地は色々考えました。
薔薇の一番花は終わりじゃないかって?いえいえ、
薔薇が満開じゃなくてもいいのです。庭や風景は薔薇が全てではありませんからね。
幾つかあった候補地を止めて、行ってきました「The Natural Gardens of Sakano」
極悪の景子姐と2人でデートです(笑)

駅で待ち合わせて一路、筑波へ。先ずは腹拵えね。
景子姐が見つけてきてくれた人気のイタリアンでテーブルを囲みます。
お腹も一杯になったし、いざ「The Natural Gardens of Sakano」です。
ところが、一旦、上がったかに見えた雨がまた降り出しました。
晴れ男の神通力はどこへ?あっ!これは景子姐が極悪的に雨女に違いない(笑)
結構しっかりと降られた中、新しいカメラで撮影してきた写真、25枚ほど御覧くださいね。
スッカリ写真の編集が面倒臭くなったブノワ。さんは、
今回も安易に時系列で並べてみました(笑)
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いやいや、素敵な薔薇園でした。
薔薇園といっても薔薇だけじゃないのね。
主役はあくまでも、鬱蒼と繁る木々でしょうか……。
苦労して大木に誘引した薔薇の圧倒的な存在感ね!
それからね、赤い色の薔薇や草花の使い方が非常に上手。
強い長雨で薔薇は終盤に差し掛かっていましたが、
なかなかどうして、美しい風景に雨を忘れて無我夢中で試し撮りと相なりました。
景子姐ってね、極悪を任じているけど心優しくてね、
僕が思う存分写真が撮れるように気遣ってくれたりします。

カメラは随分と慣れてきましたが、
気が付くとレンズにキャップしていなかったり鞄に放り込んであったり(苦笑)
僕にとってのカメラの扱いはそんなものなのでしょう……。

一つ、思いがけず嬉しいビックリだったのは、
昔の知り合いに再会したこと。
その可愛らしい男の子は、僕が薔薇デビューした年の西武ドームで、
コマツガーデンの前のブースで薔薇の販売のお手伝いをしていた男の子なんです。
初めてのドーム、接客、販売……こんな強面の僕でも何だか心細くてね。
そんな時、彼の元気な声、威勢のいい様子に随分と元気付けられたものです。
一生懸命に薔薇の苗を売る姿……気持ち良くてねぇ。
毎日〜顔を合わせる内に仲良くなり、
確か「Under the Rose」を買ってくれたんでしたっけ……。
かれこれ4年ぶりの再会、いやいや、一人前になって、
薔薇園を美しい奥方と一緒に切り盛りしていました。
それからね、彼はね、薔薇の育種の仲間でもあるんです。
可成りアカデミックですから、各薔薇の美点を上手く取り入れた、
素晴らしい薔薇を作るんじゃないかな。
僕みたいに出たとこ勝負、出会い頭の何ちゃって交配じゃないのね。
今をときめく薔薇作りの先輩たちの次の世代……。
将来の日本の薔薇を背負って行く大事な人材になると思うの。
僕も負けないようにしないとね……薔薇は勝ち負けじゃないんだけどね。

また秋にも訪れてみたい「The Natural Gardens of Sakano」
どうやら一年中何かしらの見所があるにたいですよ。
皆さんもどうぞ足を伸ばしてみてくださいね!


14. 06. 2014


Benoit。


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by souslarose | 2014-06-14 22:00 | Raindrops on Roses | Comments(12)
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雨ですねぇ……梅雨でも何でもいいけれど、この雨はないわ。
東京の薔薇はそろそろお仕舞いだったからいいようなものの、
これから見頃を迎える地方の皆さんは大変ですね。
どうぞ、あまり被害がないように。薔薇を楽しめますように。心から願っています。

さて、もう一つのブログ「匂いのいい花束。」の方に、
新しいカメラ「Canon EOS 5D MarkIII」が来たことを書きました。

大体、予測していましたし、自分のことですから重々分かっていましたが、
チョッと触ったらスゥ〜っと興味の糸が消えてしまいました(笑)
取扱説明書を10ページほど捲ったら、プッつり忍耐の糸が切れ、
買うまでのワクワク感、ドキドキ感がどこかに消えちゃった(爆)
新しいカメラ、どうでもいい訳じゃないんですよ。
勿論、今までよりもいい写真が撮れるようになりたいし、
お高いカメラならではの機能も付いているハズなので、
それらを駆使して、だれにも撮れない写真を撮ってみたい……。
そうは思うんですけどねぇ……こればかりは性格だから仕方ないですね。

さて、本来なら新しいカメラを持って、
どこかに撮影に繰り出したい所なんですが、この雨じゃ無理。
「Canon EOS 5D MarkIII」で撮る一番最初の写真は何にしよう?
あれこれ考えていたんですけど……結局、一番最初に撮ったのはアレ(爆)
一番最初に撮る写真によって、これからのカメラ人生が変わるような気がしません?(笑)

まぁ、アレはアレで可愛く撮れたのでいいとして(笑)
ベランダから僕の未発表のオリジナルの薔薇を一輪カットして来て、
今までのカメラ「Konicaミノルタ α-7」と「Canon EOS 5D MarkIII」の撮り比べをしてみました。
それが今日の1枚目と2枚目の写真です。どっちがどっちか分かりますか?
レンズが違いますからね、全く同じとは行きませんが、
ISOとシャッタースピードは同じにして、なるべくカメラとカメラの違いを際立たせるようにしました。
「Konicaミノルタ α-7」は単焦点レンズ50ミリ(デジタル換算80ミリ)
「Canon EOS 5D MarkIII」は24〜70ミリの中望遠の70ミリで撮りました。
いつも素敵なメッセージをくださるムーさんも心配してくれたように、
新しいカメラでどれだけ作風が変わってしまうのか……僕も心配でありました。
でも、新しいカメラで、全く違った作風に変わりたい訳じゃなかったけど、
新しいカメラで、僕が今まで全く持っていなかったものを引き出したかったのも事実。
今までのカメラを踏襲した作風は堅持して、
さらにその先に新しい可能性を見つけたいです。

どうかなぁ……色々と機能もあるみたいだし、
追々、ビックリするような写真を皆さんにお見せできるか?
はたまた、新しい機能を使いこなせるようになる前に、
カメラに飽きちゃって、最低限の機能しか使わなくなるか……。
僕は自分で後者だと思っています(笑)限りなく後者、99.9パーセント後者(爆)

今日の写真はね、1枚目が「Konicaミノルタ α-7」、
2枚目が新しくお迎えした「Canon EOS 5D MarkIII」です。
どうですか?結構、違いますねぇ……。
オートフォーカスの時のピントが合う早さとシャッター音の静かさ。
肌理の細やかさは、さすがに10年の歳月を感じますね。
やっぱり「Konicaミノルタ α-7」の方が絵画っぽいですね。
「Canon EOS 5D MarkIII」は写真!って言う感じ。
さてさて、皆さんはどちらがお好きですか?


08. 06. 2014


Benoit。


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by souslarose | 2014-06-07 22:00 | Under the Rose | Comments(10)

女房元気で留守がいい。

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 「あっ……しまった!」

三枝子が大事にしている薔薇のテラコッタを倒してしまった……。
岳夫は今日はチョッと飲み過ぎだとは思ったものの、
どうせ三枝子は2泊3日で仲間と薔薇ツアーの真っ最中。
明日は日曜で休みだし、会社の同僚に誘われて、もう一杯、もう一杯……。
ついつい飲み過ぎてしまったのだ。

岳夫はそっとしゃがんで様子を窺おうとしたが、
酔っているせいかチョッと足下が心もとない……。
エイっと腰を落としたが、今度はお尻で何かを折る音がした……マズい。
ポキって……この世の何よりも嫌な響き、もう目の前が真っ暗だ。
辺りは暗くてよく見えないので、取り敢えずテラコッタを起こして、
明日の朝、様子を見ることにした。

翌朝、昨日のテラコッタを見て愕然とした。
そろそろ咲き始めそうな枝が一本、見事に付け根から折れていたのだ。
お尻で折ったのは房になって付いている薔薇の蕾だ……。
三枝子の芝居がかった金切り声が聞こえてくるようだ……。
近所に響き渡る三枝子のソプラノ……脇の下に変な汗が出てきた。
さらに岳夫を愕然とさせたのは、テラコッタの縁が少し欠けてしまっているのだ。
ボ、ボ、ボ、ボンド!ボンドで貼り合わせればいいじゃん!
だが、欠片はどこにも見えい……アッ!そう言えば夕べ足下で何か鈍い音がしたのは……。
岳夫は焦って欠片を自分の足で粉々に踏み砕いてしまったのだった。

 「あぁ……もうダメ。絶対に許して貰えない……。」

この前、ゴルフクラブで素振りをしていてツル薔薇の枝を折った時の代償は、
三ツ星レストランのディナーとカルティエの指輪だった。
ディナーは兎も角、枝一本でカルティエだと?!
どうしよう、どうしよう……このウィッチ、ウィッチ、ウィッチブレード?
ウィッチ何とか言うイギリスのテラコッタを三枝子が大事にしているのは重々知っている。

 「安物よ!」

と、三枝子は口では言うものの、扱いが他のテラコッタとは全然違う。
そう言えば、このテラコッタを買った後、オレにポロシャツを買ってくれたじゃないか……。
そこはかとなく感じる薄気味悪さは三枝子の後ろめたさの現れなのだ。
それに岳夫は付き合わされた園芸店で、偶然、値段を見てしまったのだ。
この小ささでこの値段って言うことは、三枝子が買ったテラコッタは一体!
オレのこずかいで幾つ買える?唖然、呆然、愕然としたのを覚えている。
しかも三枝子は何でもシンメトリーに置きたがるクセがある。
何でも、倍、倍でモノが増えて行く。倍、倍で出費が嵩んで行く……。
これを知ったら狂乱の修羅場と化すことは火を見るより明らかだ。
当分、口も聞いて貰えないだろう。それどころか家に入れて貰えないかも。
真っ白になった頭で考えても隠蔽工作、アイデアなんて浮かばない。
取り敢えずこぼれた土をテラコッタに戻し、下を掃き掃除した。
何か妙案はないものか……枝が折れた部分とテラコッタが欠けた部分は同じ位置なので、
その部分を反対側の薔薇の茂みの方に向けてみた。

 「お……なかなかいいかも。」

両サイドのテラコッタを少し動かし、名前も知らない草花を、
折れた枝の方に寄せ、少し弄ったら何とか見られるようになって来た。
あとは運命を天に任せるのみ。どうせ帰宅は明日の深夜だ。
翌日も朝から近所の仲間とどこかの薔薇園で開催される、
何とか言う先生のガイドツアー?とらやに行くらしい。
三枝子はあちこちの薔薇園で開催されるガイドツアーや講習会、イベントに欠かさず出席する。
写真の講座もだ。先生、師匠の類が一体何人いることか。
その割には薔薇をバンバン枯らすし、写真の腕前も一向に良くならない。
栽培方法、写真の撮り方が全然違う人たちに習って何が身につくものか……。
岳夫は喉元まで出かかった台詞を何回飲み込んだことか分からない。
元々、三枝子にはセンスというものがないのだ。
美しい庭を見ても感激こそすれ、それを自分の庭に応用出来ない。応用力ゼロ!
まぁいい、それで三枝子がご機嫌ならお安いものだ。
どこぞの韓流のタレントに入れあげて家を出てしまう女たちよりはマシだ。
それにこの薔薇のシーズンは気持ち悪いくらいにオレに優しい……。
「おはよう!」「お帰りなさい!」……声が半音上がっている(苦笑)
少しは遅い帰宅や外泊に後ろめたさを感じているらしい。

偽装工作がうまく行ったのと、毎年のこのシーズンの、
三枝子の行動を考えたら何だか気が楽になってきた。
どうせ自分の家の薔薇なんてロクすっぼ見もしないのだ。
ただ新しい薔薇を持っていたいだけなのだ。名前すら覚えたためしがないし(苦笑)
三枝子が気が付く頃には折れた部分も乾き、欠けた部分も周りと馴染むに違いない。
念のため、もう一度、欠けた部分に苔と土を塗っておこうか……。
そうだ!ヨーグルト、ヨーグルト!冷蔵庫にヨーグルトがあったハズ。
ヨーグルトを塗るといい感じに苔むすと三枝子が自慢げに言っていたっけ……。
自分の自慢の一言が夫の犯罪の隠蔽工作に使われると露程も思うまい……あはは!

家に入った岳夫は冷蔵庫からヨーグルトを取り出し、
机の上の携帯で会社の同僚で近所に住む親友の泰彦にメールを打った。

 「おはよう!全て予定通りです。貰い物だけどワインもあるよ!
  簡単なつまみ作るからビールよろしく!」

泰彦の女房もウチの三枝子と一緒だと聞いた。
今日は思い切り飲むぞぉ!はぁ……ほんの束の間のやすらぎの時間。
こんな時は精々、羽根を伸ばさなきゃ。


女房元気で留守がいい……。


04. 06. 2014


Benoit。


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by souslarose | 2014-06-04 00:00 | Raindrops on Roses | Comments(15)

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