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新な気持ちで……。

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 「1、2、3、4……5枚!」

数えてみて驚いちゃいました。
冬でも薄着が信条の僕が5枚も重ね着している!(笑)
秋口にユニクロで大人買いしたヒートテックやフリース、
重ねに重ねて5枚、勿論、家の中でのことです。

寒さが増して来ました。夏と冬、寒暖の差がハッキリとし、
人も薔薇も生きにくい世の中になったなぁ……そう思われませんか?
日本の美しい四季は何処へ……既に温帯じゃなくて亜熱帯だものね(苦笑)

こんな調子で冬の薔薇の手入れが出来るでしょうか?
甚だ疑問です。昔は黙々と、日の出から夕方まで、
身体の心まで凍るほど夢中になって植え替えや誘引をしていたのにね……。
長いとはいえ、限りある正月休みです。
先ずは優先順位を付けて一つ一つ片付けて行くとしますか……。


今年も残るところ数日になりました。
皆さん、今年はどんな感じでしたか?どんな感じって薔薇のことですよ、薔薇!
庭やベランダの薔薇は美しく咲き乱れましたか?
それとも思ったほどいい結果が出なかったですか?
新しい薔薇には出逢えましたか?お気に入りの薔薇は手元に来ましたか?
ブラックフィンガーは卒業?うふふふふふふふふふふ……。
僕は先日チョッと書いた通り、新しい薔薇を向かえて気分も新です。
交配もチョッと趣向を変えて、新しい試みを試しもしました。
秋に蒔いた種からは早いもので双葉が出て来たものもあります。

 「僕の青い薔薇!」

そうやって気持ちを鼓舞しています(笑)
もっとも、苗床を黒豆に踏みつけられて大変なことになったりしていますが……。

苦しい時も悲しい時も、それでも花は咲く。
薔薇はいつも傍にいて僕たちの気持ちを浄化してくれるように思います。
庭(花)は心の様相……先ずは己が心を穏やかにしなければ。
新な年に向けて薔薇に真正面から向き合う……。
そんな気持ちで年末のご挨拶とさせて戴きます。

1年間を通してお世話になった薔薇関係の皆さん。
色々なところでお目に掛かった薔薇のお友達。
素晴らしい庭を見せて下さったグリーンフィンガーの皆さん……。
また来年も遊びに行きますのでヨロシクね!(笑)

 「美しい庭は人さまのところで観るべし!」

僕の座右の銘ですから(笑)


今日のお別れの写真は僕の油絵のコレクションから……。
猫が好きだからといって猫グッズは買いませんが(笑)
薔薇の絵はいいものに限ってコレクションしています。
薔薇だからって何でもいい訳ではありません。
あまり大きなものは敬遠して小品を中心に……。
黒い額縁に入っているのは伊藤正三の作品。
彼の風景画が是非欲しい……いつもそう思っています。
それから新しい額縁を誂えるつもりでキャンバスのみになっているのは、
安増千枝子の作品です。何れも小品ながら匂い立つような薔薇の風情が素敵です。
もう数年楽しんだら、薔薇を心から愛する若い世代に譲るつもりにしています。

どうぞ皆さん素晴らしい新年をお迎え下さい。
来年も美しい薔薇に出逢えますように!


28. 12. 2013


Benoit。
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by souslarose | 2013-12-28 00:00 | Raindrops on Roses
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師走になり、いよいよ一年で一番忙しい時期だなぁ……と、
覚悟を決めていた時、驚愕のニュースが飛び込んできました。

ポール・ウォーカー死去……。

暫らくパソコンの前から動けませんでした。
享年40才、役者として一番油が乗り、これからという時に……。
ニュースのヘッドラインで彼の名前を見た時にイヤな予感がしました。
最初の名前の部分しか読めなかったのですが、
彼は所謂スキャンダルとかには全く無縁の人です。薬物やアルコール中毒で、
パパラッチされて世間を騒がす才能なきタレントとは違うのです。
だとしたら何でニュースに……まさか大好きな車の事故で亡くなるとは……。

前にお話したと思いますが、僕の薔薇の交配は先ず名前ありきです。
薔薇も出来ていないのに候補の名前は数えきれないほどあります。
大好きな俳優、小説の主人公……薔薇に相応しい名前……。
実は、ポール・ウォーカーにも薔薇に名前を戴きたいと思っていました。
お願いの手紙の下書きまでしていたのに……。


初めてポール・ウォーカーを見た時のことは今でも忘れません。
「スカルズ/髑髏の誓い」……金髪にブルー・アイズ。
ブラッド・ピットの後を継ぐと言われた爽やかな美貌。
想像するに、あまり役者としての欲が強くない人……僕の彼の印象です。
明るくて屈折したところが全くないアメリカの青年像……。
あくまでナチュラルでスター然としたところが全くない人……。
映画を撮る傍らチャリティーにも力を入れていました。
自然体で人間味溢れる優しい人……そんな感じがしました。

ポール・ウォーカーに相応しい薔薇……。
白?淡いピンク?それとも黄色?花の形は?
あれこれ考えていましたが、 その夢も儚く散ってしまいました。
彼ももっともっとやりたい事があったでしょうに……。
清々しくも美しい姿をスクリーンに焼き付けて、
満天に輝く本物のスターになってしまいました。
いつまでもいつまでもあなたのことは忘れません……。
心からご冥福をお祈りいたします。


24. 12. 2013


Benoit。


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by souslarose | 2013-12-24 00:00 | Under the Rose
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薔薇の育種の最大の楽しみは名前を付けられること……。
僕はそう思っています。 勿論、あれこれ考えながら交配親に使う薔薇を選んだり、
花を選び、花粉を採取し……実際の交配の作業もワクワクする楽しさですし、
種を播き、丁寧で慎重な水やりの末、春先に双葉が顔を出した時の喜び……これもまた格別です。

でも、何といっても一番楽しいのは、
自分が作った薔薇にどんな名前をつけるか考えている時なんです。
さて、そんな変り者の僕ですが、矢張り皆さんと同じように、
秋の花が終わり、春の新芽の頃までの楽しみは、
各薔薇園から取り寄せたカタログを眺め、お迎えする新しい薔薇を選んだり、
去年の反省をふまえ、新しいシーズンにどのような庭にするかを考えること……。
カタログや写真集、図鑑を見る時のワクワク感は他に例えようがありません。
ワクワク&ドキドキは幾らあっても嬉しいものですが、
たまに驚愕のあまり椅子から落ちそうになることもあります(笑)
そう、僕の場合、自分の薔薇に付けようと思っていた名前が既にあったこと……。
今日の写真……数年前にパリ郊外のバガテル庭園の薔薇園で撮りました。
この写真を撮る少し前……僕の愛読書、皆さんもお持ちの、
オーストラリアのランダムハウスから出ている「Botanica's Roses」。
一年中、パラパラとページを捲り、あれやこれやと妄想を逞しくしていたんですが、
ある日、ページを捲る手がピタリと止まり、目を真ん丸に見開く出来事がありました。
な、な、な、な、なんと!大好きな女優、
シャーロット・ランプリングの名前が付いた薔薇を見つけてしまったのです……。
唖然、呆然、愕然……もう倒れるかと思っちゃった(笑)

まだ右も左も分からない少年が、
映画館の暗闇で観たリリアーナ・カヴァーニ監督の「愛の嵐」……。
少年の心にそれはそれは強烈な印象を残し、その後のどこか暗くて、
皮肉屋の性格を形成する要因になったのではないかと自ら分析します。
映画史上、最も美しい女優の登場シーン……。
「風と共に去りぬ」のヴィヴィアン・リー、「陽のあたる場所」のエリザベス・テイラー、
「カサブランカ」のイングリッド・バーグマンと並ぶ、
「愛の嵐」のシャーロット・ランプリングの登場シーン……。

今は高名な指揮者の妻になっているランプリング扮するルチアが、
演奏会の後、ホテルのフロントで運命の男マックスと再会するシーン。
美しく正装に身を包んだルチア。鋭利な刃物を思わせるランプリングの瞳。
一瞬の出来事に千々に乱れる心……狼狽え怯え、過去の記憶が走馬灯のように押し寄せる様を、
北欧の澄んだ湖水のような淡い水色の瞳が物語ります。
そして収容所でオルガンに合わせて歌い踊るランプリングの怪しさ。
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薔薇を作り始めた初めから、彼女の名前を冠した薔薇を作りたい……。
念願でした。実はファンレターにサインのお返事を戴いた少年時代。
それが捲ったページで脆くも崩れ去り、バガテルで、株は枯れてなかったものの、
地面にさしてあるネームプレートを見、実際にこの世に薔薇が存在することに打ち拉がれ、
とどめは親友たちと行ったパリの最終日の晩、予約してあったレストランの傍の花屋で、
実際にシャーロット・ランプリングの鉢植えを見た衝撃。

 「やられた……。」と、思った瞬間です。

他にも京成バラ園の「しのぶれど」……素晴らしいです。
これほど日本らしくて素晴らしい名前があるでしょうか!

 「一本取られた!」と、思いました。

最後はイングリッシュローズの「Tess of the d'Urbervilles」です。
毎年〜イングリッシュローズの新品種を楽しみにしていた頃。
美しいローズレッドのバラの名前を見て愕然としました。

 「テス……おぉぉぉぉっ!今度はこう来たか!」

負けた……と、思いました(笑)「ダーヴァヴィル家のテス」……。
トマス・ハーディの小説のタイトルを薔薇の名前に持って来るとは!
映画も良かったですよね……3時間近い長尺なのだけれど、
ナスターシャ・キンスキーの美しさ、フィリップ・サルドの音楽。
オマケにピエール・ポルト・オーケストラの「哀しみのテス」なんて言う名曲も生まれました。
薔薇に勝ち負けはないけれど、やられた!と思った瞬間です。
人のことを羨んだりすることは全くないのだけれど、
「Charlotte Rampling」「しのぶれど」「Tess of the d'Urbervilles」……。
この3本の薔薇だけは脱帽でした。


20. 12. 2013


Benoit。


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by souslarose | 2013-12-21 21:19
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以前、お話したかもしれませんが、
2010年に僕の薔薇がコマツガーデンのご好意で発売されるようになりました。
その頃からかなぁ……薔薇を買えなくなっちゃったのね。
あれだけ毎年、毎年、オールドからイングリッシュ、
現代薔薇まで50本から60本もの薔薇を買っていたのに、
一切、薔薇を買わなくなりました。買わないと言うよりも、
買えなくなったと言った方が正しいかな。
買えなくなった理由はね……今の薔薇界って新しい品種が年間に夥しい数出るでしょう?
ファッションの流行みたいに次から次へと新しい薔薇が出て、
翌年にはまた次の薔薇へと人気が取って代わられる……。
どんなに素晴らしい薔薇も同じ運命。余程、歴史的に価値があるか、
雑誌や本などの媒体への露出が多く、宣伝が上手く行って、
ようやく数本が残る……そんな感じじゃないですか。

それに合わせて薔薇を育てている皆さんの意識も変わって来ました。
インターネットの利用など、苗を気軽に簡単に買える環境も整っています。
薔薇は生きものです。置物じゃありません。
大きくもなります。思ったように育たないかもしれません。
薔薇の品種の中には買った年、その翌年には樹が育たず実力を発揮しない薔薇もあります。
皆さん、薔薇を評価(優劣の判断)するのが早くなりましたね。
慈しみ育てる……少なくなってきたように思います。
スグに結果が出ないと抜いて移植したり、人にあげちゃったり(苦笑)
一度は気に入って買った薔薇をスグにダメ出しして人にあげてしまう……。
その辺の話しを楽し気に話す……僕には理解できないんです。
「チャリティー」とか「寄贈」とか言う名目でどこかの公園に植えちゃったりね。
それって体のいいお払い箱じゃないですか。
新しい薔薇が欲しいから、まだ本当の素晴らしさも分からない内に処分しちゃう……。
一回、手元に来たら手塩にかけて育て、
それでも枯れてしまったりしたら話は別ですけど……。
自分が出した薔薇がそんなことになったらイヤだな……って思ったの。
そんな風に思ったら薔薇を買えなくなっちゃった。

勿論、買えなくなっちゃった間にも、木村さんや河合さん、
本当にいいなぁと思った薔薇はお迎えしましたけどね。
僕のイングリッシュローズの最新品種が「Claire Austin」で止まっているのが、
僕が薔薇を買えなくなっちゃった空白の時間がどれくらいかを計る、
いい目安、証拠になると思います。


念願叶って秋たけなわの「まつおえんげい」に行ってまいりました。
松尾さんにはいつも良くして戴いているのにね、遊びに行くのは初めて。
久しぶりに松尾さんにお目にかかる楽しみの他に、
実は幾つか薔薇を買うつもりだったのももう一つの楽しみでした。
久しぶりに新しい薔薇を育てて見るつもりになったんです。
今の薔薇の世界がどんな流れになっているか、どんな品種が人気なのか。
その人気の理由は何なのか……自分で育ててこの目で確かめたくなったんです。
今までみたいに無闇矢鱈に、当たるも八卦、当たらぬも八卦的な交配は卒業!(笑)
少し勉強してから傾向と対策を練って新しい薔薇の作出に臨みたい……そう思います。


今日の写真は丁寧な梱包で届いた「Malvern Hills」。
去年の春、国営越後丘陵公園で見て一目惚れしちゃいました。
春の満開の頃も圧倒的に素晴らしいけど、秋の花、それから紅葉も美しいです。
今、青々とした葉と紅葉。それから美しい花と真っ赤な愛らしい蕾が一本の苗に付いています。
しかしイングリッシュローズの進化は凄いですね。
これだけ素晴らしいバラエティーが揃うと、
そこから生まれる薔薇の純度、完成度、平均点は高くなります。
毎年、毎年、その平均点を上回る薔薇を作り出して行く驚異。
「Malvern Hills」……少しお休みをしていた僕が、
新しい薔薇を育ててみたいと思うに十分な薔薇でした。


05. 12. 2013


Benoit。


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by souslarose | 2013-12-04 00:00 | Raindrops on Roses

Let's talk about roses。


by ブノワ。
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