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秋は釣瓶落とし。

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秋の日は釣瓶落とし……良く言いますよね。
とんでもない、最近は季節そのものが釣瓶落とし。
この前まで暑かったと思っていたのに、何だかアッと言う間に秋になっちゃいました。
一雨毎に……そんな悠長なこと言っていられません(笑)

この所、日本の気象の激しい変化について言われることが多いですが、
極端な雨の降り方や風の吹き方などに加えて、
まるでオゾン層がなくなってしまったかのような強烈な陽射し。
今までの日本のゆっくり移ろう季節がなくなり、
まるで太いマジックでクッキリと線を引いたかのように、
四季がハッキリして来たことも多く語られるようになりましたね。
今までは四季の割合が見事に四等分だったのに、
春と秋が何となく短くなって来ているような気がします。


果物や穀物には豊作と不作の年が周期的にやって来ます。
勿論、薔薇にもその年によって花が多かったり少なかったり……。
株の好不調もありますが、花の数は僕たち薔薇ファンを一喜一憂させます。

前にも書きましたが、今年はそれはそれは見事に全ての花がバランバランに咲いてくれました(苦笑)
何もそこまで……って言うくらいにバラバラ(笑)これだけバラバラに咲かせる腕前があるのなら、
それを利用して全ての花を一斉に咲かせることも出来るんじゃない?
まぁ、それが出来れば苦労はないです。もっとも、僕の興味はそこにはありませんし……。

秋の薔薇にはあまり期待していない僕ですから、
当然、手入れなどというものもしていません。
忘れた頃に最低限の肥料と、枯れない程度に水をあげるだけ。
手入れしないから咲かないのか?これまた真理ですね(笑)
秋には薔薇園や親しい仲間の庭を見に行くとして、
その前に最低限しておかなければいけないことをば……。

今年はね、何だか気持ち悪いくらいにコガネムシが少なかったです。
少ないって言うより、殆ど見掛けないくらい……去年はあれだけいたのに。
それからチュウレンジバチの被害も殆どありませんでした。
親が産卵する姿は見掛けましたし、卵が孵った後もチラホラ……。
でもね、幼虫を全く見掛けなかったの。従って食害も殆どなし……。
何だか薄気味悪いですね。でもきっと幼虫は鉢の中に潜んでいますね。
カトリーヌたちが外にいるのでやりたくないのだけれど、
薬は撒いて幼虫を駆除しておかないと文字通り命取りになります。


今日の写真はてんちょの「Cecil de Volanges」と「Tisane」、
それから僕の「Benoit Magimel」と、いつも親切にしてくれるあっちゃんがくれたピンクのノイバラの競演!
ね?僕っててんちょの薔薇の陰の販売促進係なの(笑)


30. 09. 2012


Benoit。


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by souslarose | 2012-09-30 00:00 | Under the Rose
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この春から初夏にかけて、夢中になって1本の薔薇の撮影をしました。
その薔薇の名前は「Benoit Magimel」です。
僕の薔薇のシリーズ「Under the Rose Series」の初年度の4本の中の1本。
ご存知、フランスの俳優ブノワ・マジメル氏から名前を戴きました。
今では皆さんに可愛がられて色々な感想を聞かせて戴いています。

今日はその中から何枚かを御覧に入れますね。
皆さんはどのショットがお好きですか?御覧になって是非、感想をお聞かせください。

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今回の「Benoit Magimel」の撮影、
実は、本日16日に発売の「My GARDEN」に掲載される写真なんです。
去年の内に僕の方からある企画を安藤編集長に申し出て、
今回、秋号にてご好意に甘えてページを頂戴することとなりました。
その企画とは……ここには書きません!教えてやんない!(笑)
だって、今それを読んじゃったら詰まらないでしょう?
本屋に行く足が鈍りません?(笑)書評にストーリーを書いちゃうのと一緒。
推理小説の犯人を言っちゃうのと同じです(笑)
その昔、映画雑誌のレビューに「ダースベーダーはルークの○○だった!」と、
伏せ字にせず、しかも小見出しに書いたバカな映画評論家がいましたが、
本文じゃなく小見出しに映画の最大の秘密を書いたらダメに決まってるじゃんねぇ!
僕はそんな野暮天じゃありません!(笑)品ある文筆家ですからね!(どこが!)


ヒントは……薔薇「Benoit Magimel」に関することとだけお伝えしておきます(笑)

今回の「Benoit Magimel」の撮影……凄く大変でした。
何故なら、春先の大風で殆どの蕾が痛んでいたからです。
自分の家の株がダメで、あっちの友達にお伺い、こっちの知り合いに打診して、
結局、ガーデニングショウのコマツさんのブースで1株購入……自分の薔薇を買う作出者って一体!(笑)
苦労の末、ようやく何パターンか撮影出来たと言う訳です。
他の肝心なカットも含め、撮影カット数1500枚の大騒ぎ(笑)

しかも安藤編集長の要求が凄かった……(笑)

 「白薔薇の撮影は大変よ!瑞々しいシズル感を宜しくね!
  黒いバックはダメよ!マイガーデンの読者が是非、育ててみたいと思うような一枚を宜しくねぇ!
  おほほほほほほほほほ ♪」

電話口で「おほほほほほほほほほ ♪」と、
艶然と微笑まれたかどうかは記憶が定かじゃありませんが、
少なくとも僕の耳にはそう聞こえたような気が……(笑)
ご存じのように、白いものに焦点を当てると背景は暗く沈みます。
背景が暗いほうが白い薔薇が美しく際立つと思うのですが……はいはい、背景は緑ですね!
シズル感……つったって!(笑)仕方ない、ルール違反して霧でも吹いちゃうか……。
結局、霧は吹かずに朝の水遣り後の撮影となりました。その方が自然だしね。
今日の1枚目が安藤編集長に前もってダメ出しされていた典型的な1枚。
でも、やっぱり撮ってみたくてパチリ!さぁ、残りのカット以外の10枚。
僕が四苦八苦、試行錯誤の末、漸く安藤編集長のOKを戴けたカットはどれでしょう!?
それは是非、本誌で御覧くださいね(笑)皆さんの予想はどれでしょうか?

例のごとく僕の巻紙的に長い文章も面白いと思います……多分。
薔薇「Benoit Magimel」誕生の秘密、僕の薔薇に対する熱い思い……必読です。
一家に一冊、皆さんのお手元に万遍無く「My GARDEN」が行き渡った頃、
未公開の写真を使って今回の特集について秘密の内情を書いてみようと思います。
先ずは、取るものも取り敢えず本屋に走りましょう!
僕のページはチョコチョコッと末席を汚す感じで地味ですが、
メインはフランスの薔薇の大特集です。ただの紀行になっていない所が面白いなぁ。
売り切れは必定、今号は「My GARDEN」史上、最高の売り上げを記録する予定なんですから。
ダメですよ、早起きしなくっちゃ!そこのアナタ、味噌汁作っている場合じゃない!(笑)
お読みになったら是非、感想をお聞かせくださいね。


16. 09. 2012


Benoit。


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by souslarose | 2012-09-16 00:00 | Under the Rose
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春先からこの方、大体において楽天的な僕を心配させていたあること……。
実は小森のおばちゃま並に心配性な僕の頭を悩ませていたあること……。

どうやらホッと一安心、先が見えてきたようです。
そのあることとは、僕のオリジナルの薔薇で、唯一の黄色の薔薇、
お気に入りの薔薇が瀕死の重症だったのです。
この世に現存する苗は僕の家にある苗たった1本だけ。
その大事な薔薇の様子がおかしかったんです……。


春先にぐんぐん新芽が伸びて期待したものの、4月の天候不順でブラインド。
さっさと切り戻したのはいいのだけど、その後、芽が動く訳でもなく、
ピタッと生育が止まっちゃったんです……その期間、何と2ヵ月!
全くウンともスンとも言わなくなっちゃったんです。
何だかイヤな予感がしました。たった1本しかない薔薇って枯れるんですよ(笑)
そうこうしている内に、段々、気温が上がってきて、
その上、残っていた葉も黒点病になり、1枚また1枚……。
「番長更屋敷」じゃないけれど、1枚、1枚、順番に落ちていき、
仕舞には丸裸になっちゃいました!葉っぱ1枚もないの、ツルっパゲ!もうダメだ……。
こうなったら覚悟を決めて挿し木するか?でも、挿し木なんてやったことないし、
以前、お気に入りの紫の薔薇を枯らした記憶が脳裏をかすめます……。
ハァ……またか。何だかブラックフィンガーになったみたい。
何でもっと早く接いで増やしておかなかったのか……。
でも、今となっては遅いですね。何人かの専門家にも相談してみました。
ぐんぐん上がる気温、1枚もない葉っぱ(笑)
主幹が1本枯れ込み、もう1本も先端が……絶望のどん底でした。



ある朝、水遣りしてフと丸裸になった苗を眺めてみると……。
な、な、な、な、何と!幾つかの芽が膨らんでいるではありませんか!
もうね、欣喜雀躍ってこのことね(笑)ブノワ。さん飛び上がって喜んじゃった。
メネデールを初めて使いました。でもね、安心するには未だ早いですね。
夏が過ぎて秋口に突然死……良くあることですもんね(笑)
幸いにここ1月の間に伸びた何本かの細い枝から、またさらに芽が動きだし、
健康そうな枝がぐんぐん伸びてきました。

生き生きして来たので肥料をあげ、これでチョッと一安心かな?
備えあれば憂いなし……この冬には接いで沢山増やしておこうっと……。


10. 09. 2012


Benoit。


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by souslarose | 2012-09-10 00:00 | Raindrops on Roses
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皆さんには第二の故郷がありますか?
僕は神奈川県のある街で生まれてズゥ〜っとそこで育ちました。
東京に出てきたのは15年くらい前、働き始めてからのこと……。
両親は二人とも長野県の出身でしたが、駆け落ち同然の結婚を機に、
それぞれ故郷を捨てるように都会に出てきたため、
所謂、僕にとっての「田舎」としての長野の印象は希薄です。

そんな僕にも第二の故郷と呼べる街があります……それは平塚市。
死んだ母の一番上のお姉さんが住んでいました。今は伊勢原の方に移って元気に暮らしています。
共働きだった両親の代わりに、夏休みなど長期の休暇は平塚の伯母のところで過ごしました。
夏休みなんか丸々1ヵ月……いくら一番下の妹の子供とはいえ、
嫌な顔もせず、よく面倒を見てくれたものだと感謝の気持ちで一杯です。
自分の3人の子供(娘3人)と何の分け隔てなく、旅行に連れて行ってくれたり、
美味しいものを食べさせてくれたり……。
そんな訳で、平塚は僕にとっては第二の故郷、特別な響きがあります。


今年の「第14回国際バラとガーデニングショウ」でのこと。
今年も「My GARDEN」の安藤編集長のご好意で内覧会を見せて戴きました。
会場には薔薇の関係者が一同に集い華やかな雰囲気です。
同じ薔薇に携わっているとは言え、普段はなかなかお目に掛かる機会もありません。
あちらに懐かしい顔、こちらに久し振りの元気な顔……。
挨拶をしているとアッと言う間に時間が過ぎてしまいます。
開会式の関係者席に、「バラの家」のてんちょと河合伸志さんが並んで座っていました。

 「あっ!河合さん、お久し振りです!元気ですか?
  今年は平塚の方に寄せて戴きますからね!」

すると、河合さんは、去年の夏の手入れが上手く行かなかったので、
今年はそれ程良くないようなことを仰言るのです。
その場は人でごった返していましたから、挨拶もそこそこにお別れしましたが、
そんな言葉で諦めるような僕ではありません(笑)
行って参りました、平塚の「花菜ガーデン」!「クレマチスの丘」に続いて初の訪問です。

チョッと前のことです、平塚に素敵なガーデンが出来たって聞いたのは。
チョッと意外な気がしました……平塚?平塚に何故?
矢張り、僕にとっての平塚は伯母が住んでいた僕の第二の故郷、
七夕で有名な平塚でしかなかったからです。

フゥ〜ン……近いんですけどね、なかなか行かれませんでした。
でも、河合さんが植栽を担当していると聞いて、俄然、行く気が出ちゃったんですよねぇ。
河合さんのお仕事は「The Treasure Garden Tatebayashi」でお馴染み、
薔薇だけではない宿根草との組み合わせなど、本当に素敵で感服しているんだもの。
急遽、休みになった1日、カメラをカバンに放り込んで行って参りました。
写真、可成り多いですが、どうぞ、手動でスライドショウをしてみてくださいね!(笑)

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如何でしたか?これで5月30日の「花菜ガーデン」の様子です。
物凄く暑い日でしたが、園内は大勢の人でごった返していました。
色々な薔薇の仕立て方、そこにクレマチスがふんだんに絡めてあって、
しかも、開花時期がバッチリ合っている……やっぱり河合さんの仕事って凄いなぁ。
去年だったかな?ガーデニングショウで、

 「変な色の薔薇があったら僕の薔薇。」

そう仰言っていた記憶がありますが、どうしてどうして、
花菜ガーデンは色彩の洪水、眩いばかりの色で溢れていました。
河合さんが作る薔薇の色の好みは渋い色なんだけれど、
それと植栽はまた別って言うことなんでしょうね。
来年はもう少し早い時期に訪れて、オールドローズの満開を狙ってみます。

写真も一杯撮ったし、そろそろお暇しようとカメラを鞄に仕舞ったその時、
僕は驚愕の光景を目にしてしまったのでした……その驚愕の光景とは!


草々

03.09.2012


Benoit。


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by souslarose | 2012-09-03 00:00 | Raindrops on Roses
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僕たちは非常にラッキーな時代に生まれたと思います。
それは、薔薇に関してって言う意味ですけどね。
僕が薔薇に興味を持ち始めた時、まだハイブリッド・ティーが全盛でした。
そして、フロリバンダ……当時の図鑑や参考書を見ると懐かしい気がします。
それからオールドローズが一世を風靡し、モダンとオールドが美しさの妍を競いました。
その間、着々とイングリッシュ・ローズが台頭して来て、
モダン・ローズとオールドローズの美点を兼ね備えた姿はアッと言う間に我々を魅了しました。
その後にイングリッシュ・ローズに影響されたフレンチ・ローズが出て来た……。

僕たちは今、とてつもない薔薇の変革期に生きていると思うんです。
100年、200年経って、今の時代を振り返った時、
改めて、僕たちが好運な時代を生きていたことが証明されるでしょう。

さて、「ラッキーな時代に生まれた。」と書いた理由はこうです。
この薔薇の変革期において、僕は順番に、それぞれの薔薇の素晴らしさに触れる事が出来ました。
モダン → オールド → イングリッシュ → フレンチ……そして日本人作出の薔薇!
ジックリと時系列でその素晴らしさを堪能出来ました。文字通り「百花繚乱」。
一時期、空前のオールドローズの大ブームがあったことも大きいのですが、
色々と育ててみて自分の最も好みの薔薇を選ぶ事が出来た幸せな時代……。

所が、ここ数年、薔薇の魅力に取り付かれた方々はそれがない。
自分でそれぞれを育ててみてその美点を確かめる時間がなかったと思うんです。
いきなりドカぁ〜んとテーブルの上に満漢全席!薔薇オールスター!(笑)
溢れんばかりの素晴らしい薔薇が押し寄せるように目の前に現れた……。

矢張り、優美、華麗で僕たちの期待と理想に叶う、
イングリッシュ・ローズやフレンチ・ローズに目が行きますよね?
春しか咲かないオールドローズより繰り返し咲いた方がいいものね。
しかも、毎年〜夥しい数の素晴らしい薔薇が発表されます。
選り取りみどり、ここ日本では世界中の欲しい品種は余程のことがない限り手に入ります。
日本に住むって言うこと = 薔薇に関しては天国そのものなのです。



僕たちは非常に欲深いです。皆さん、一体、薔薇に、年間、何回咲けって仰言るんですか?(笑)
普通、植物って年に1回しか花咲かないものです。
それを、繰り返し咲く薔薇がいい、匂いは勿論!オマケに刺がなくて病虫害に強くて……。
そんなパーフェクトな薔薇……なかなかあるものじゃありません。
それはチョッと欲張りじゃないでしょうか。年に1回、春先から初夏に素晴らしい姿を見せる……。
それだけじゃ不十分ですか?何をそんなに薔薇に求めるんですか?
どうせ2番花が咲いても暑くてろくすっぽ庭にも出ず、
その健気にも咲いたその姿を見ようとしないじゃありませんか(笑)
必死に2番花を咲かせたのに、この暑さじゃアッと言う間にチリチリになってしまいます。
やっと咲いた花だって春の花の素晴らしさには劣りますよね?
花弁は少なくなり大きさも小さくなって来る……。

これだけ素晴らしい薔薇が勢揃いした今だからこそ、
オールドローズが今のこの世の中に残っている意味、理由をよく考えてみたいと思うんです。
オールドローズの人気に陰りが出て来た理由、それは、年に一度しか咲かないから。
これに尽きると思います。春しか咲かないと言う理由で人気が出ず、
人知れず絶滅して行く品種がどれだけ多いことか……。
この世から消えてしまったら、2度と同じ薔薇を造り出すことは出来ないのです。

先人たちが苦労して造り出した美の世界……。
芸術に多大な影響を与えて来たその薔薇を守って行こうではありませんか。
僕たちは薔薇を愛していますよね?だったらその薔薇の歴史を守る義務、責任があると思うんです。
先ずは有名所からでいいです。育ててみて下さい。手にしてみて下さい。
オールドローズの素晴らしさに胸を打ち抜かれることは必定です。
今、僕と同じ世代でオールドローズや原種に回帰する薔薇ファンが多いのは、
それはオールドローズが素晴らしい美点を兼ね備えているからなのです。

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この度、産經メディックスから待望の「オールドローズ好きの Old Roses」が出版されました。
皆さん、年2回の出版を楽しみにしている「New Roses」の別冊です。
分かり易い解説は読み物としても面白く、美しい写真は写真集を眺めているよう……。
解説陣のオールドローズに対する愛情がヒシヒシと伝わって来るようです。
そして、何よりも嬉しかったのは、作出家ごとに纏められたスタイルです。
今までこう言う切り口の薔薇の本ってなかったので凄く嬉しかったです。
ホラ、僕も作出家の末席を遠く離れた所からチョッとだけ汚していますから(笑)
皆さん、本屋さんに走りましょうね!インターネットでも注文出来ますよ!
ご覧になったらお気に入りの1本をこの冬にお迎えしてみては如何ですか?
オールドローズの愉しみ……素晴らしい経験が出来ると思います。


今日の写真はジュリアン・アレクサンドル・アルディ作出の「Mme. Hardy」。
独特の美しい姿!不必要なものを最大限に取り除いた究極の美!何も解説はいりませんね。
僕が思うに、白花のオールドで、いやいや、オールドローズ全体を見回しても、
この美しい薔薇に匹敵する薔薇はないのではないでしょうか。



01. 09. 2012


Benoit。


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by souslarose | 2012-09-01 00:00 | Raindrops on Roses

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by ブノワ。
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