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コマツガーデンにて。

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8月に入ってようやくコマツガーデンに行って来ました。
本当は7月に行く予定だったんですけどね……。
僕とコマツさんの予定がなかなか合わなくて……。

当日は午前中に中央線沿線でチョッと用事があったこと、
いつも乗る特急「かいじ」には時間が合わなかったこともあり、
前から「いつかきっと!」と、思っていた鈍行にて石和温泉入りです(笑)
いいですねぇ、列車の旅って。高尾から丁度90分。
いつもは猛スピードで後ろに飛んで行ってしまう景色もタップリ堪能しました。

さて、その日はみどり社長と栽培担当の櫻井さんと打ち合わせでした。
来年に向けての計画って言うほどではないんですが、
来年に発売する品種の選定、それから、どんな風な形で発売するかを話し合いました。
ご存知のように、薔薇も植物ですからね。
CDや本のように、売れたからって増刷する訳には行きません。
一年間の季節によって出来る作業、出来ない作業があります。
元々はたった1本の親木から増やすのです。
芽を接ぐにしろ、枝を切り接ぐにしろ、1本から採れる芽の数は決まっています。
徐々に徐々に増やして行って……気の遠くなる作業ですよね。
だから早いうちに計画立ててことを運ばないといけません。
実は、来年に出る予定の薔薇、本当は今年に出すことも考えたんですが、
何しろツル薔薇じゃなく小振りの樹形なので芽があまり採れない(笑)
そんな訳で、今年一年は樹を増やす作業をしていたと言う訳です。

皆さんはもう雑誌等でご覧になっているかな?
どの薔薇だとおもいますか?非常に匂いが良くてゴージャスな感じがします。
みどり社長と櫻井さんに「呉々もお願いしますね!」と、念を押されたのは、
名前を早く決めて欲しいと言うこと(笑)
今年の薔薇は最後までドタバタしましたからねぇ……。
匂いが良くてゴージャス……相応しい名前を考えないといけません。

用件も無事に終わり、3人で薔薇について色々話し合いました。
いつも思うんですけど、みどり社長と櫻井さんと僕……。
薔薇に対して同じ思いなんですよね。それって凄く大事なことだと思うんです。

 「薔薇ともっとジックリ時間をかけて付き合って欲しい……。」
 「その薔薇の個性を見極めるまで辛抱強く育てて欲しい……。」

薔薇を生産し、薔薇を心から愛する人の切なる願いです。
最近は新しい薔薇、新しい薔薇と、簡単に流れてしまう傾向がありますからね。

美味しい珈琲と桃をご馳走になり、
突如、桃の匂いに誘われて乱入して来た天敵Aを引き連れ(笑)
近くの農場を見学。秋の大苗販売に向けて苗がスクスク育っていました。
感激しちゃったんですけど、炎天下の中で汗して働くスタッフに頭が下がる思いでした。
一鉢、一鉢、丁寧に肥料を量って入れて行く人。
元気一杯、蕾を立ち上げている品種の摘擂をする人……。
皆、汗ビッショリ、真っ黒に日焼けしての作業です。

薔薇園の方達の年間を通しての絶え間ない作業……。
それを考えると僕達ももっともっと大事に慈しまなきゃいけませんね。
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写真は去年のコマツガーデンの白州の圃場にて。
1本、1本、地道にノイバラに芽を接いで行く……本当、大変な作業です。

この日、カメラは持って行ったんですけどね……。
あまりに暑くて1枚も撮りませんでした(笑)


11. 08. 2010


Benoit。


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by souslarose | 2010-08-11 00:00 | Under the Rose | Comments(8)

苗を選ぶ。

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梅雨明けと共に本格的な夏の到来。毎日〜暑い日が続いています。
家の周りの植物たちもジィ〜ッと我慢の子です。
でも、薔薇って本当に不思議ですね。次から次へと蕾をあげて来ます。
普通の植物って年に一回しか花が咲かないのに……。

さて、その蕾をせっせと摘みながら思う事があります。
5月の「国際バラとガーデニングショウ」でのこと。
僕は自分の薔薇が発売になるにあたってコマツガーデンのブースをお手伝いしました。
僕は可愛らしい顔と真っ直ぐな性格で大人気の大野耕生さんではないので、
そこにいるだけで人が集まって来る訳でもないけれど、
少しでも何かお手伝い出来れば……そんな感じに思っていました。

初日から最終日一日前の日曜日まで。
僕に分かる範囲で薔薇に付いてお客さまにあれこれお答えし、
また、どんな薔薇がいいかを提案させて貰いました。
不思議と自分の薔薇をお勧めする事はなかったかな……。
何ででしょうね……やっぱり恥ずかしいですもんね(笑)

開催中に困ったことが幾つかありました。
沢山の人がブースに立ち寄って下さり声を掛けて下さったのですが、
ブログ関係の方は皆さんハンドルネームがありますよね?
勿論、僕のことも「ブノワ。さん」とハンドルネームで呼ばれる方が多いのです。
皆さん自身も名乗る時にハンドルネームを名乗る……。
中には名刺を下さる方もいて、そこには本名が印刷されています。
沢山のお客さんとハンドルネームと本名と……訳が分からなくなっちゃうんです(笑)
僕は他の人よりは名前をキチンと覚える方なんですが、
一日に100人近い方々とお話しし、名前を覚える……無理でした(笑)

もう一つ困ったこと……。
皆さん優しくて僕の薔薇を買って下さるのはいいんですが、

 「さぁて、作出者さんに苗を選んで貰おうかな!」

これが一番困りました(笑)だって、苗の選び方って皆さんそれぞれですもんね。
今回は新苗がメインでしたが、新苗って言ったって生育には差が可成り出ます。
何が何でも花が見たい人、花は秋まで我慢するから、兎に角、丈夫な苗が欲しい人、
新苗を育てるのが上手な人、反対に全く苦手な人……。
それから、どこの部分を見ていい苗と判断するかもそれぞれに違います。
グンっ!と大きく伸びているものは皆さんいいと思うのでしょうが、
芽を接いだ所から2〜3本枝が伸びて来ているものを「お得!」と思う人もいます。
花が咲いたり、蕾が上がって来ていれば判断に困らないですけど……。
こう言っちゃ何ですが、薔薇を始めて間もない方に選んで差し上げるのはいいんです。
僕自身が苗を選ぶ基準でバンバン選んじゃいますから(笑)
一番困るのは、薔薇を長年育てていて、薔薇に対して一過言ある方(笑)

 「この度はおめでとう!良かったですねぇ。
  では、苗を選んで貰いましょうか!」

何だかね、試験官の目の前で実地試験を受けているみたいでした(笑)
取り敢えず僕もズルいですからどんな風に育てたいか聞きます。
兎に角、今、花が見たいのか、我慢するから丈夫な苗がいいのか……。
何が何でも花が見たい人には蕾が付いているもの、
または、確実に蕾が上がる苗を選ばなくてはいけません。

 「えぇ……僕が選ぶんですか?」

と、ちょっとゴネてみるものの、仕方ありません。
お客さんに背を向けて苗を選び始めるんですが……。

 「あぁ!それ選ぶ?」とか、
 「えぇ……そっちじゃなくってその隣りじゃない?」とか、
 「嘘っ!奥の大きいヤツがいいのにぃ……。」とか(笑)

背中に無言のメッセージをひしひしと感じながら選ばせて戴きました(笑)
そうそう、僕が新苗を選ぶ時に注意する点を一つ。
皆さん、接いだ箇所から伸びた部分に目が行きがちですが、
僕は台木になっているノイバラの太さに注目します。
鉛筆くらいのものよりは人の親指くらいのガッシリした物の方がいいですもんね。

ハァ、だけど変な汗掻いちゃった(笑)
僕の薔薇たちよ、どうか皆さんの所でスクスク育ってね!

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今日の写真は「Benoit Magimel」の2番花。
この後、スクスク育って3番花の蕾を立ち上げています。
勿論、大きくならない内に摘んじゃいますけどね!


02. 08. 2010


Benoit。


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by souslarose | 2010-08-03 00:00 | Under the Rose | Comments(23)

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