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     Photographed by Mutsuko Kudo

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早いもので今年も最後の一日となりました。
皆さん、年末年始の準備は万端ですか?(笑)大掃除は済みました?
買い出しは?庭の手入れは?薔薇の冬の作業は?
そうそう、来期にお迎えする薔薇のリストアップは?
お気に入りの薔薇園や店に注文は出しましたか?(笑)

僕はと言えば、薔薇に関しては全く何もしていません。
この正月休みは一年の疲れを取るために完全休養です。
バルコニー……荒れています(笑)寒風吹きすさぶ荒れ野か河原のよう(笑)

早々と植え替えやツル薔薇の誘引を済ませた人は来春の満開を思って、
今から夢見心地なのでしょうね。どうでしたか?今年の薔薇は?
思い通りに咲きましたか?誘引の成果はありましたか?
新しくお迎えした薔薇は期待に応えてくれましたか?
予定通りの場所からシュートが出ましたか?
雨や風の被害には遭いませんでしたか?

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2つのブログでご存知の方も多いと思いますが、
僕のオリジナルの薔薇が来年の5月から発売になります。
どうかな、皆さんに可愛がって貰えるかな?
交配はしましたが、その他の諸々の煩雑な作業はコマツガーデンさんにオンブに抱っこ。
温かく見守ってくれているオーナーやみどり社長、スタッフの皆さんに感謝。
初年度は4品種、そろそろ名前を決めないといけませんね。
ボンヤリとはしていられません、アッと言う間に薔薇のシーズンですから……。

今年最後の写真は親友の工藤睦子さんが撮影してくれた薔薇のブーケ。
このブーケは僕のオリジナルの薔薇11種類で出来ています。
この中から4種類発売になります……さて、どの薔薇かな?
気が早い人は既に予約してくれているそう……(笑)
名前どころか、どの薔薇が発売になるか発表さえしていないと言うのに……。
本当に有り難いことです。

今年は本当にお世話になりました。来年も一つ宜しくお願いいたします。
皆さんの所で素敵な薔薇が沢山咲きますように!
薔薇とともに新しい物語が紡がれますように!


31. 12. 2009


Benoit。


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by souslarose | 2009-12-31 00:00 | Under the Rose

1900年。

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一般にオールド・ローズとモダン・ローズの境目になるのは1867年、
ジャン・バプチスト・ギヨー作出の「La France」だと言われています。
モダン・ローズ……ハイブリッド・ティの特徴である高芯剣弁、
華麗にして繊細、繰り返し咲き性に優れ、類い稀なる素晴らしい匂い……。
歴史に残る銘花であることは誰も異存がないでしょう。
何を隠そうこの僕も「La France」の大ファンで、
家のバルコニーでも栽培しているくらいです。
多い年で年に5回、その素晴らしい姿を見せてくれました。

ただ「La France」の出現で、オールド・ローズともダン・ローズの
境目をキッパリと線引き出来るものでしょうか?(笑)
じゃあ、その一年前の薔薇はオールド・ローズで翌年からがモダン・ローズ?
随分と強引で大雑把な線引きですね。中には「Mme. Caroline Testou」を
モダン・ローズ第一号だと言う人もいます。
まぁ、その辺は各々の意見があるからいいとして、
僕の中のオールド・ローズとモダン・ローズの境目は1900年、
大体、20世紀に入ってから発表された薔薇がモダン・ローズ……。
アバウトですがそんな感じに思っています。
いいんです、大体で、この世の中、確実な物なんてないんですから。

1900年……ベルナルド・ベルトルッチの傑作「1900年」と言う作品もありました。
イタリアの田舎の村の畑の中を「ヴェルディが死んだ!ヴェルディが死んだ!」と、
少年が叫びながら村に戻って行く冒頭……農園主と労働者の青年の友情を、
イタリアの歴史に絡めて描いた傑作……上演時間は5時間くらいありましたね。

今、薔薇の目覚ましい進化の真っ只中にいる僕達。
あと100年して今を振り返った時、どの薔薇がターニング・ポイント、
線引きの薔薇になるでしょうねぇ。皆さんそれぞれ思うところはあるでしょうけど、
僕はイングリッシュ・ローズの「Constance Spry」がその薔薇のような気がしてなりません。
何故なら、薔薇の歴史を変えたイングリッシュ・ローズの第一号の薔薇だから。
イングリッシュ・ローズと言うカテゴリーの中で言えば、黄色の代表作、
「Golden Celebration」がターニング・ポイントじゃないかなぁ……。
そんな気がするんです。交配親としてと言う意味もありますけれどね。
何と言ってもイングリッシュ・ローズの最大の功績は、
黄色の薔薇の素晴らしいラインナップであることは間違いありませんし、
「Golden Celebration」以降、イングリッシュ・ローズの姿と色味が、
劇的に変わったのは事実ですから……。

あと100年長生きして今を振り返ってみたいな……そんな気がします(笑)
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今日の1枚目の写真は「匂いのいい花束。」に続いて2度目の登場「La France」です。
2枚目の写真は一株でこんなに!圧巻の花付きでしょう?
花弁の先端をクルリと巻いた絵に描いたような高芯剣弁の完璧な姿。
少し淡めの葉の色、細立ちの枝振り、そして、蜂蜜にレモンを漬けたかのような
強烈で甘い匂い……ある種、薔薇の完成形。歴史に残る薔薇です。


23. 12. 2009


Benoit。


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by souslarose | 2009-12-23 00:00 | Under the Rose
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つい先日のこと、最近、薔薇に夢中になりだした友人に質問されました。
友人はイングリッシュ・ローズとフランスの薔薇にゾッコン。
もう薔薇と言う美しくも地獄の泥沼にドップリはまり込み(笑)
アップアップでその泥の水面から鼻の穴しか出ていない状態です(爆)
園芸店に行けば両手に苗を抱え、PCに向かっては、
ポチポチポチポッチッと買い物籠に手当り次第に放り込む次第。
その友人が真剣な顔で……。

 「ブノワ。さん、これから先どんな薔薇を買ったらいいですか?」と。

僕は迷わず「オールド・ローズにしなさい。」と、答えていました。

オールド・ローズ……千年もの長きにわたって人類と共存してきた薔薇。
その最大の魅力は、何時どこの国、どの庭で見ても同じ顔で咲いてくれること……。
そんなに沢山買わなくてもいい、気に入ったオールド・ローズを数種類、
育ててみて欲しいのです。暑さに弱かったり寒さに弱かったり、
気難しくてなかなか花が咲かなかったり……なんらかの理由で絶滅、
この世から姿を消したオールド・ローズは数しれません。
そんな中、現存しているオールド・ローズはどれも素晴らしい美点に溢れ、
是非、育てる価値があると思うのです。

オールド・ローズの中には春に一度しか咲かない薔薇も沢山あります。
だけどそれが何だと言うのでしょう。
そんなに一年中咲いていて欲しい?皆さんチョッと欲張りじゃないかな?(笑)
春にしか咲かなくてもありあまるほどの魅力に溢れるオールド・ローズ。
何れも潔く個性的で生命力に溢れています。

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僕の薔薇の世代……所謂、薔薇歴15年以上の人が薔薇を育て始めた頃、
一般にモダン・ローズと言われる、高芯剣弁に代表されるハイブリッド・ティーが主流でした。
そして房咲のフロリバンダ……今、大人気のイングリッシュ・ローズや
一世を風靡しているフランスの薔薇なんて存在すら知りませんでした。
その内にオールド・ローズが国内の薔薇園から簡単に手に入るようになり、
素晴らしいオールド・ローズを紹介する本が出るようになりました。
また、個人輸入で海外のナーサリーから簡単に苗を買うことが出来るようになり、
そして薔薇の本当の美しさを知るようになった……。
爆発的な人気を博すようになったオールド・ローズ。
そこで初めてイングリッシュ・ローズとの出会い。
オールド・ローズとモダン・ローズの美点を備えたイングリッシュ・ローズが
爆発的に人気になるのは火を見るよりも明かでした。
たった15年くらいの間のことだけれど、
薔薇の世界にもチョッとした歴史があるのです。

ここ数年の内に薔薇を好きになった人……。
オールド・ローズを飛び越してい、きなりイングリッシュ・ローズや
フレンチ・ローズから薔薇に入ってしまったのです。
オールドとモダン、その両方の美点を兼ね備えた今の薔薇たち。
それはある種の完成形だと思います。
この先、薔薇はどこまで進化するのかコワいくらいの完成の美。

でも、この際、是非、オールド・ローズを育てて欲しいのです。
僕は薔薇の基本は矢張りオールド・ローズだと思うから。
現代の完成された薔薇に至るまでの歴史に触れて欲しいと思うのです。

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写真はダメになった「Eclair」の台木から伸びたノイバラと、
ある薔薇園からタグ違いで我家にやって来た「Complicata」……。
最初は平凡に見え詰まらぬ薔薇に思えていましたが、
こうして鉢植えでも壮大な姿を見るにつけ最近ようやく良さが分かって来ました。
シングルのピンク……どこにでもありそうですが、
「Complicata」はどこの庭で見ても「Complicata」です。
1本でも2本でもいいです、オールド・ローズに触れてみて下さい。
きっと何かが変わるハズ、薔薇の真髄が分かるハズです。


※12月16日発売の人気誌「My GARDEN」に、
 僕のお気に入りの薔薇として、8種類のオールド・ローズを掲載して戴きました。
 薔薇を選んだ基準は、薔薇の世界で言われているオールドとモダンを分ける薔薇、 
 「La France」以前の薔薇と言う事にしてみました。
 これもなかなか微妙、随分と乱暴ではあるのですけど……。
 僕は薔薇の専門家ではありません。数値などのデータや栽培法は他の方に譲って、
 それぞれの薔薇にまつわる僕の私感、想い出とともに……。


16. 12. 2009


Benoit。


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by souslarose | 2009-12-16 00:00 | Under the Rose
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そろそろ今年の薔薇もお仕舞いです。
皆さん、色々と思うこともあることでしょう。
気紛れな天気を潜り抜けてうまく美しい状態の薔薇を見られた人。
さぁこれからと言う時に雨に降られ風に吹かれた不運な人……。
そろそろ気分を変えて来年の花のために始動しないといけませんね。
冬の株の後のケアが薔薇の樹の成長を促し、
体力を付けて来年に美しい花を咲かせます。

僕はと言えば、未だにポチポチ咲き続ける、
僕のオリジナルの薔薇の写真撮影に追われています。
アバタも笑窪、自分の薔薇ですから余計に綺麗に思えるのか、
ついつい撮る枚数も増えてしまいます。
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今日はそんなお気に入りの薔薇の中から2枚です。


10. 12. 2009


Benoit。


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by souslarose | 2009-12-10 00:00 | Under the Rose

Let's talk about roses。


by ブノワ。
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