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僕の目は極端に悪い。
両目とも0.01、しかもどっちだったか物凄い乱視……。
ほぼ見えないに等しいのです。

ただ、不思議なことに、
歩いていると足元をウロウロしている小さな蟻んこや、
雨上がりに何を血迷ったか歩道に出て来た、
超スローモーなカタツムリなんかはバッチリ見えます(笑)

 「あぁ、忙しぃ、忙しぃ……。」

最近の僕の口癖になってしまった感がありますが、
暖かい陽射しに誘われて外に出たがる猫達に釣られ、
剪定も誘因もろくすっぽしなかったバルコニーに出てみることにしました。

 「なぁ〜んだ……物凄い蕾じゃん!」

恐る恐るバルコニーに出たクセに夥しい蕾の数に驚くやら喜ぶやら。
改めて「春の薔薇は自然が咲かせる。」の言葉を思い浮べてみます。
剪定もされず自然に伸びた薔薇……樹形がいつもと違うので、
暫し、どれが何と言う名前の薔薇だったか右往左往してしまいます。

 「ンンン……こんな所にモス・ローズがあったっけ……。
  あらら、あそこにもここにも……。」

確かに数年前、手に入るだけのモス・ローズを、現存するモス・ローズを、
イギリスのピーター・ビールズから片っ端から取り寄せたっけ……。
それにしてもあそこは確かダメになった薔薇の台木から伸びた野薔薇のハズ……。
そう、逆さまになったシャンデリアよろしく、
小さな蕾がお互いを邪魔しないように整然と並んでいる……。
だけど萼の部分にビッチリと夥しいモス(苔)が……。

 「ハッ!もしかして!」

そう、超ど近眼のブノワ。さんがモスと勘違いしていたのは、
ビッチリと花首に付いたアブラムシ(笑)
改めて見ると、あそこにもここにも……。
あぁぁぁ!ほぼ全ての薔薇にビッチリとアブラムシがぁ!(笑)
危うく1000本のモス・ローズをコレクションする、
空中薔薇園になるところでした(笑)
テントウムシさんゴメンなさい、ヒラタアブさん堪忍ね……。
謹んで薬剤散布させて戴きました(涙)

写真は大人気のモス・ローズ、本物のモス・ローズ「James Veitch」。
モス・ローズの中で数少ない返り咲く品種です。


29. 04. 2009


Benoit。


[James Veitch (M) Verdier, 1864]

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by souslarose | 2009-04-29 00:00 | Under the Rose

薔薇を育み育まれ。

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穏やかな4月になりました。
僕の今までの薔薇歴では考えられないくらい遅く、
本日、日曜日に薔薇の手入れを終えました。
今までは年末年始の休みに一気に済ませていたんですが、
年々、時期が遅くなり、去年が2月の下旬、今年がこの体たらくです(笑)
手入れが終わったと言っても、やったことと言えば施肥と簡単な剪定だけ。
ボーボーに伸び、藁色に枯れた雑草は辛うじて抜きましたが……。
もう枯れているから伸びないし栄養や水分も薔薇から横取りしない……。

薔薇を育てるようになって変わったこと……そう、気長になりました(笑)
一季咲のオールド・ローズの花が付かないと丸々2年花を見られない訳ですもんね。
それでも待つ価値があるくらい美しい薔薇が多いです。
自分で交配して種を蒔くと、3〜4年花が咲かないこともあります。
昔は結構、短気だったんですけどねぇ……(笑)

 「咲かぬなら咲くまで待とう薔薇の花。」

最近では我が家にクリスマスローズと言う、
僕にしては異端の花が7本もやって来ました。
その内2株は花が咲いている状態でやって来て、
1株は去年「来年咲くからね!」と、友人がプレゼントしてくれ、
親友のお母様が実生で育てた残りの小さなポット苗の3株は、
早くて再来年の開花だそうです(笑)

あと、命の大切さ、儚さを身近に感じるようになりました。
精一杯、世話をしても気候が合わずに枯れる薔薇もある。
何もしていなくても美しい花を咲かせる薔薇もある。
枯れると当然、悲しいし、次はこんなことにならないように対策を講じたりあれこれ考えます。
命を絶やしてしまった悲しみ……こればかりはいつになっても慣れません。
薔薇を育むことによって優しい気持ちを育まれ、
天使のようになったブノワ。さんです(笑)


写真は僕のオリジナルの薔薇。そう、糸ピコです(笑)
クリスマスローズの糸ピコは大人気ですが、果たして薔薇は?


26. 04. 2009


Benoit。


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by souslarose | 2009-04-26 14:10 | Under the Rose

New Roses 2009。

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まだまだ寒さ厳しい2月に撮影の仕事をしました。
そう、泣く子も黙る、薔薇ファン垂涎の「New Roses 2009」の撮影です。

僕はプロのカメラマンではありません。
今までの諸々の写真を見て下さって白羽の矢が立った……。
そう解釈して快諾しました。だって、これ以上に名誉な事はありませんからね。

さて、撮影の当日……………。
実は、一度、撮影日が延びました。美しい新品種の薔薇「ラ・マリエ」と、
その薔薇をイメージしたデザート「マリエ」を撮ることが目的のページ。
その肝心の薔薇が寒さのせいで開花が遅れるとのこと……。

僕は撮影の際に照明を使いません。精々、レフ版を使うくらい。
当然、冬の一番日照の少ない時期の撮影です、結構、ヤキモキしていました。
所が、僕の心配なんか「まるで甘ちゃん!」と、言わんばかりに、
撮影当日の月曜日の午後は小雨模様……そうでなくても日照時間が短い2月です。
花の撮影にカンカン照りのピーカンもキツいけれど、
写真は矢張り光があってナンボですからね。
暗くてもいい、多少のことならいい写真が撮れる自信はあります。
しかぁ〜し!この温厚で柔和で滅多なことでは驚かないブノワ。さんが、
唖然、呆然、愕然、慄然、憮然としたのは、
本来はその場を取り仕切ってくれるハズのTさんが、
撮影場所のO邸に着いて簡単な自己紹介が終わった途端……。

 「えぇ……と、皆さん……先ずお茶にしましょうか?」……って!

とっとっとっとっとっと……大きく前にズッコケるブノワ。さん。

 「こらこらっ!Tさん!お茶なんかしている場合じゃないの! 」

休憩や皆さんの紹介なんか後でいいの!先ずは撮影でしょう?
休憩って仕事で疲れた人がとるのが相場じゃないの?(笑)
その当時は自然光を使っての室内での撮影のタイムリミットは4時。
撮影にご自宅を提供して下さったO邸に到着したのが2時30分過ぎ……。
簡単な挨拶の後、早く撮影しなければと思っているのに、
優雅にお茶なんかしている場合じゃないです!(笑)
じゃなくても短い日照、姿が見えないクセに刻一刻と傾くお天道様……。
ケーキはどこ?薔薇はどうしたの、薔薇は!?!?!?ケーキは!?!? !?
あぁっ!食器を作ったAさんがお茶をこぼした……やっぱりオッチョコチョイ?(笑)
ハァ……さらに撮影が遅くなるぅ……。

皆さんの優雅さ加減にはビックリするやら呆れるやら……。
ブノワ。さんのこめかみの血管のピクピク……見えませんでした?
デザイナーの男の子はおっとり大人しくて、
威風堂々、絶対的に威圧感タップリな豪華薔薇マダム達を仕切れるタイプじゃないし(笑)
窓の外を見れば、O邸の庭を借りて、薔薇界超人気のOさんを中心に、
他社から新しく出る薔薇の本のための撮影がテキパキと進められている……。

こりゃぁダメだ……自分から動かないと写真撮れない!
デザイナーの男の子に目で合図して……。

 「ホラ、テーブルを窓際に持って行こうか。
  いいの、あっちのマダムのチームは放って置けば!」

コソコソ言っているの聞こえませんでしたか?
申し訳ありませんが勝手に事を運ばせて戴きました(笑)
あれが仕事の人ばかりだったらブノワ。さんの一喝を浴びていたでしょうね(笑)
皆さん、火炎放射器で焼き払われるか、口にガムテープですぞぉ。
こう見えても恐いんですよ、ワタシ。
もう少しで人払いをする所でした……ハイ(笑)

 「どんな風に撮ります?何かスケッチみたいなものありますか?」

撮影前の僕の問いかけにデザイナーの男の子は、
西洋美術館で大好評だったヴィルヘルム・ハマースホイの図録を取り出しました……。

 「あぁ、この人とだったら同じ感覚で仕事が出来る……。」

もう少しでこめかみの血管が切れる寸前の僕の胸に安堵感が押し寄せた瞬間です(笑)
あの短い時間の中で撮影が出来たのも彼の的確な指示のお陰、
確固たるイメージが頭の中にあったから他なりません。
出来上がり、デザイナーの美的感覚の鋭さはページをご覧になれば良く分かります。

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撮影終了後、大変だった僕とデザイナーを待っていたのは(笑)
Oさんと明るくお綺麗なお母さまがお作りになった絶品料理の数々。
うぅ〜む、美味い!毎日ここに夕飯を食べに来ようかしら……。
膨らんだこめかみの血管は何処に?口まで出かかった文句は一体?(笑)
心優しいお父さまや、この日のために極上のデザートを作られた若く才気あふれるKさん、
薔薇界超人気のOさんや、わざわざ遠路、薔薇を持って来て下さった、たおやかなMさん、
雁首揃えた……じゃなかった、そろい踏みの美しき薔薇マダム達(ゴリゴリゴリゴリ……。)と、
歓談し、美酒に酔い、御機嫌な宵は更けるのでした……。

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さて、今日のこの1枚目の写真……美しい新品種の「ラ・マリエ」の写真も、
美味しい物にはうるさい豪華薔薇マダム達を絶句させ口を封じ、
一瞬だけど少女時代に戻らせた(笑)極上デザート「マリエ」の写真も使いません。

天の邪鬼なブノワ。さんは出題します。
「New Roses 2009」の中の該当するページの中で、
この美しい薔薇のモチーフはどこに登場するでしょう。
見事、正解の方には……………何もあげません(笑)
「偉い!」と、一言、進ぜましょう。


19. 04. 2009

Benoit。


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by souslarose | 2009-04-19 00:00 | Under the Rose

Under the Rose。

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「Under the Rose」、若しくはラテン語で「Sub Rosa」…………….

何れの意味も「薔薇の下で」……すなわち、
「秘密に」「内緒に」「こっそりと」などと言う意味になります。


この慣用句の謂れは諸説ありますが、ローマ神話によると、
恋の神クーピッドが母である愛の女神ヴィーナスの情事の秘密を漏らさないように
沈黙の神ハーポクラテスに薔薇を贈ったことから来ていると言われています。
同じヴィーナスとクーピッドでも異説もあって、
ヴィーナスが軍神アーレスとの情事を息子のクーピッドに知られてしまいます。
夫のヘーパイトスに漏れるのを恐れたヴィーナスは、
沈黙の神ハーポクラテスに頼んでクーピッドが秘密を漏らさないようにして貰います。
そのお礼にヴィーナスがハーポクラテスに贈ったのが赤い薔薇だった……と言うものです。
クーピッドはヴィーナスとアーレスの子供とされる事もありますから、
神話の世界は良く分からないのですけど……。

また、紀元前479年、ギリシャの将軍達は、
ミネルヴァ寺院の傍らの薔薇園の薔薇の樹の下で、
ペルシャ王クルセクルスの軍隊に反撃する作戦を立て、
見事にクルセクルス王の軍隊を撃破。ギリシャ軍を勝利に導きました。
以降、人々にとって「Sub Rosa・薔薇の下で」……この言葉は、
秘密を意味するシンボルになったと言われています。

 「薔薇は下から見上げるのが美しい……。」

そう仰言ったのはかのオースチン氏でしたっけ……。
全ての薔薇には作った人、育てている人それぞれの物語があります。
薔薇は花の女王……限りない物語の数々をここに記します。

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シーズンに先駆けて新しく薔薇だけのブログを始めることにしました。
ご存知のように、僕は薔薇の専門家ではありません。
栽培方法もいい加減、薔薇に対する情熱も他の方々に比べるとまだまだです。
けれど、僕の中に確固として存在する薔薇に対する思い、
薔薇に付いてのあれこれを書いて行けたらなぁ……と、思っています。
「匂いのいい花束。」からお気に入りの薔薇の記事を、
大幅に加筆訂正して載せる事もあるかもしれません。
当座は写真がダブる事もあるかもしれませんがご了承のほどを。


薔薇が好きな方も、そうでない方も楽しめるようなサロン……………。
そんなものが出来ればいいなぁ……思いは大きいです。
これからも一つ宜しくお願いいたしますね。


16. 04. 2009


Benoit。


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by souslarose | 2009-04-16 00:00 | Under the Rose

Let's talk about roses。


by ブノワ。
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