カテゴリ:Raindrops on Roses( 129 )

イコロの森……光射す。

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 「ガバッ!……。」

朝の4時……ほのかに明るくなった窓に慌ててベッドから身を起こします。
こんなに早く明るくなるとは……そう言えば、去年の夏もそうだった……。
朝の4時に明るくなって焦ったんだっけ。寝呆け眼で慌てて着替え。
カメラを引っ掴んで庭に出ます……はぁ、吐く息が白い!(笑)
昼間はいい天気だったのでTシャツの上に軽く1枚羽織って出たのはいいけれど、
パタゴニアのウィンドブレーカーは風は通さないけど防寒にはチョッと物足りないかも……。
歩いていると身震いするくらいの冷える朝、夢中になって撮影した写真を御覧ください。
こちら「Under the Rose。」では6日と7日の早朝の様子、日の出から太陽が昇るまでを。
もう一方の「匂いのいい花束。」では、2日間に渡って撮影した暮れなずむ「イコロの森」を……。
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僕が「イコロの森」に惹かれる理由……写真を撮りながら色々と考えてみました。
僕はオリジナルの薔薇を出していますが、所謂、園芸愛好家ではありません。
美しいガーデンや個人の庭は物凄く好きだけれど、自分で実践はしません。
本当にやる気なら庭のある家を選びましたが、庭は僕の人生の最優先ではありませんから。
花や木々の美しい様子には感動してカメラを向けるけれど、
敢えて名前を覚えようとはしないし、その植物の生態を調べようとはしません。

そんな僕が心酔してやまない「イコロの森」……。
その魅力は、園芸の世界に限らず、芸術など、総てについて言えること、
真に美しいものと言うのは、あらゆる余分を取り去った、
極限までシンプルに削ぎ落としたところに、究極の「美」が存在するからです。
花を隙間がないくらいにビッシリと植え込み、飾りをこれでもかと言うくらいに施したもの(庭)
……一瞬、その形や色彩、物量に驚き感嘆しますが、
その上辺だけの美しさはスグに飽きが来てしまいます。
物凄く不思議な感覚にとらわれるのは、「イコロの森」のガーデンを巡っていると、
自分も植物たちと同等の高みにまで昇華したような気がするんです。
植物と、森と一体になったような錯覚。さえずる小鳥たちと同じ目線で森にいる感覚。
前に「見えている土までもが主役……。」と書きましたが、
北の大地の気候や植物の性質を熟知したスタッフのテクニックで、
まだまだ早い春の北海道のガーデンにも見所が沢山できています。
いつ見ても美しい庭……僕が愛してやまないガーデンがここにあります。

今日の1枚目はボーダーガーデンで撮りました。
花の名前は分かりませんが、背後から朝日が射して来て、
ほんの一瞬、大舞台の暗転でピンスポットを浴びた大女優のようです。
この写真は、この時間にここにいないと絶対に撮れない1枚……お気に入りです。
それにしても「ナルキスス・テータテート」の多いこと!(笑)
モノクロームの森の中に春を告げる黄色の水仙……余程、気に入ったのでしょう。
カメラはキヤノン。レンズはこの「イコロの森」のために新調した EF85mm F1.2Lです。
自ずと撮れる写真は決まってきます。僕が目を凝らして見つけてきた春の息吹。
その瞬間を切り取るには最適なレンズだと思いました。
それにしても太陽って有り難いですね。曇天でそれなりに撮るのは楽しいです。
何だか課題を与えられたようでね。でも、ほんの一筋の太陽光線で、
場面が劇的に変化して行きます。ハイスピードカメラで花の開花を見ているよう……。

10000球のスノードロップを見る気満々でやって来て見事撃沈したあけ(笑)
いつもなら「神が降りた!」と無游状態になる景子姐(爆)
「イコロの森」だけは同時アップと相成りました。
皆さん、遊びに行って3人の視点の違い、楽しんでみてください。


15. 05. 2015


Benoit。


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by souslarose | 2015-05-15 20:00 | Raindrops on Roses | Comments(8)
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今年は全般的に花の開花が早いようです。
穏やかで暑いくらいの陽気が続きましたからね。
植物を仕事にされている方々は気がきじゃないでしょうね……。
予定が狂っちゃいますから。天気と植物には勝てませんものね。

さて、もう一つのブログ「匂いのいい花束。」に僕のツツジに対する熱ぅ~い思いを書きました(笑)
予定をやり繰りして清水公園にカメラを引っ掴んで走ったもう一つの理由は、
あっちゃんのブログの最後に黄色のモッコウバラの写真が載っていたからです。
皆さんは白と黄色……どっちが好きですか?満開のモッコウバラ……それはそれは見事ですよね。
可憐な花がビッシリ付いた様を見てモッコウバラを買い、
大きくなり過ぎて大変な思いをされた方も一杯いると思います(笑)

今日は清水公園の黄色のモッコウバラの写真を見てくださいね。
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あれはもう10年以上前でしょうか……。
年末年始にパリのベルシー駅から夜行でフィレンツェに入り、
1週間、明けても暮れても美術三昧した時のこと。
ボッティッチェリやフラアンジェリコを目の当たりにし、
イタリア絵画の歴史に改めて感動した後、チョッと気になる美術館に行ったのです。
ピッティ宮はラファエロなどの泰西名画で有名ですが、
実はその3階に素晴らしいイタリア現代絵画が多数収蔵されているんです。
フランスから世界に波及した印象派……イタリアの印象派がメインです。
まだ時間的な余裕があると思って入館しましたが、
僕以外には誰もいない館内……僕が観終わった部屋からバタンバタンと扉が閉まります(笑)
背後に迫る閉め出されの危機!(笑)お尻に扉の音を聞きながら、
ハイハイ、お時間取らせません。追い立てられるように鑑賞し、
圧倒的な質と量に感動も冷めぬ足で、フラフラと庭を散策してポッカリと出た小さなテラス。
思わず、オールドローズだけの小さな薔薇園がありました。

1月のことですから、花どころか葉も落ちて色味はまったくありません。
花後に切り戻されぬまま放置さられた花は黴びてもいます。
でも、シーズン全盛期の素晴らしさを伺わせるに十分な雰囲気。
切り立った城壁から遥か向こうを見渡せば、トスカーナの丘陵地帯とオリーブの古木の畑……。
靄がかかり、傾いた日差し、恋人たちの寛ぐ姿と、僕の脱ぎ捨てたダウンの上で丸くなる野良猫(笑)
そして、入り口の方を振り向けば、僕の手首よりも太く大きく育った、
モッコウバラが壁一面に雄大に誘引されていましたっけ……。
勿論、花は咲いていませんでしたが、ひび割れて皮が剥けた木肌、
特徴のある葉など、どう見てもモッコウバラでした。
咲いたら見事でしょうね……白?黄色?何色なのでしょうか。
それを確かめる日は来るのか?果たして僕がフィレンツェの土を再び踏む日が来るのでしょうか……。


05. 05. 2015


Benoit。


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by souslarose | 2015-05-04 20:00 | Raindrops on Roses | Comments(4)
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暖かい日が続きます。皆さんお元気ですか?
暖かい何て言う半端な陽気じゃありませんよね……スッカリ夏日、暑いです(苦笑)
いつも遊びに行っている友達のブログを拝見していると、
そろそろ咲き出した一番花の開花が嬉しそうに記事になっています。
今年はチョッと早そうですね……もっとも、何だかんだ言って、
最後には帳尻が合うのが自然界の決まりなんですけどね……。

さて、先日のこと、自分の部屋の窓からベランダを見ていて、

 「・・・・・・・・・・?」

あらら、年度末の忙しさにかまけて手入れを怠っている間に、
な、な、な、何と!おクレマチスが2階のベランダにまで到達していました(苦笑)
僕ね、殆どがビチセラ系なんですが、今まで一回も剪定したことないんです。
だって、気が付くともう新芽が動いていたりして、可哀想で切れない……。
えっ?切るの?それでも切れって?無理、無理。いいんです、性格なんだもん、仕方ないです。
今年は薔薇の剪定もしなかったの……あっ!絶対に咲かせたい種類だけ5分くらいしたかな?


写真はチョッと前に咲き始めた「Lijiang Road Climber」です。
これ、引っ越しして来た時は地植えにする気満々だったんですが、
スコップを地面に突き立ててみれば、何と、家の回り全部コンクリート!
泣く泣くいまだに鉢植えでございます。固めるテンプルみたいに根っこがビッシリ。
恐怖のブノワ。さん流、纏足栽培でございます(笑)白状しちゃうとここ数年、
もうね、何もしていません。薔薇全部、伸びっ放し、植え替え、施肥……致しません by 未知子 大門。
水だけはあげますけどね、ふふふふふ、枯れない程度に……。

毎年のお決まりですが、この「Lijiang Road Climber」と
今年は大きく育った「Mme. Alfred Carrière」が我が家の一番乗りです。
今年はまぁまぁ良く咲いてくれたかな?そうそう、皆さんにご報告!
素晴らしいスタートダッシュを見せた「Garden Diary vol.3」。
今や記名記事もこなし、華々しいガーデンライターまっしぐらのあけさま。
凄くイヤなんですが、僕と同じ「Lijiang Road Climber」をお持ちです。
でもね、僕のは有島 薫さんに戴いた由緒正しい「Lijiang Road Climber」。
どこの馬の骨とも分からない あけの「Lijiang Road Climber」とは訳が違います。
でね!何の祟りか因縁か?日頃の行いが悪いせいか?
それともやっぱり漆黒のブラックフィンガーなのか……。
あけの「Lijiang Road Climber」、今年は蕾が1つしか付いていないそうです!たったの1つ!
有り得ませ〜ん。「Lijiang Road Climber」の蕾が1個しか付かないだなんて……ぷぷぷぷぷぷ。

なぁ〜ンてね、実は僕の家、去年は蕾が3個だったの(大爆笑)
目糞鼻糞を笑うとはこのことか?(笑)
でも、今年は凄いです、10年に一度の好成績かも……。
ガーデニングショウに携わる方々、ヤキモキしているでしょうねぇ。
こう暑くちゃたまりませんね。寒い時は温度掛けるんだけど、暑い時はどうするんだろう?
まったく固い蕾もガッカリだけど、咲き終わっちゃっているのもねぇ……。

ゴールデン・ウィークたけなわです。薔薇シーズンもたけなわ!
皆さん、今年も素敵な薔薇と出会えますように!


01. 05. 2015


Benoit。


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by souslarose | 2015-05-01 00:00 | Raindrops on Roses | Comments(6)
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久し振りに単焦点のレンズをカメラに付けてみました……。
色々と迷った末、それは50ミリか85ミリかって言う選択なんですが、
フィルムカメラで撮影していた時は、人間の目に一番近い画角の50ミリでしたが、
そのレンズをデジタルカメラに付けると1.5倍に換算されるので、
少し望遠になる約75ミリ~80ミリになってしまいます。
今まで実際に目で見ていた被写体がそのままの大きさでファインダー内に見えたのに、
デジタルカメラになってからはチョッと大きくなって見えるようになった……。
ホラ、初めてコンタクトレンズを付けた時にモノがチョッと大きく見えるでしょう?
30センチのLPジャケットが45センチくらいに見える感覚。
ギュウギュウの満員電車で隣のオヤジの脂ぎった顔がデカく見えて辟易とした感じ?
あの感覚に近いかなぁ……初めはこのチョッとした誤差に慣れずに苦しみましたが、
一旦、慣れてしまえばそれが普通になり、結構、長い間、
この少し望遠気味の習慣が身に付いていましたからね……。
結局、迷いに迷って85ミリになったと言う訳です。

さて、初撮りは早春の「Garden Cafe Green Rose」にて……。
いつも親切にして戴いている斎藤よし江さんの素晴らしい庭です。
一番早い時期で、モッコウバラが満開の時期に遊びに来たことはありますが、
それより早いのは初めてです。チューリップ満開!
まさに「チューリップ熱」な風景を先ず御覧ください。
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まだ薔薇の時期には早いと言うことで、比較的ゆっくりの「Garden Cafe Green Rose」。
お茶を戴きながら斎藤さんと2時間もお話しちゃいました(笑)もう尻に根が生えた感じ。
最盛期は忙し過ぎて挨拶もそこそこって言う感じですから、凄く有意義でした。
面白いですね。考えていることってそんなに変わらないんですね。
植物について、人生一般について、人の道?そんなこんな凄く楽しかったです。
写真ですが、薔薇はモッコウバラの蕾が膨らみかけていましたが、
チューリップの他は梨の木、ウコンサクラやウワズミザクラが丁度満開で、
庭に大きな木がある素晴らしさをまざまざと見せ付けられました。
一番奥のクリスマスローズの手前、アーマンディが物凄くいい匂い!
白の清楚な花々と新芽の共演……それにしても落葉樹の新芽が美しく、
花の時期よりも今の方が数段素敵なんじゃないかと思うくらい。
生命感に溢れ、これからの季節に向っての躍動感を感じます。
話ながら雑草を抜いたり多く芽吹いた植物を間引いたり、
斎藤さんの手が休まることは一瞬たりともありません。

しかしボケます(笑)これでもかって言うくらいにボケる。
最後の方はボケ過ぎて具合悪くなっちゃった(笑)もう目眩ね(爆)ボケに酔った感じ?
まぁ、ボケ味が目的で買った部分もあるのだけど、何もそこまでボケなくても……そんな感じでした。
今日は新しいレンズで撮影したボケボケの写真のみです(笑)
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最後は素敵な斎藤さんのポートレートでしめたいと思います。
気に入ってくださるかな?笑顔が素敵だと思うのだけど……。


21. 04. 2015


Benoit。


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by souslarose | 2015-04-21 20:00 | Raindrops on Roses | Comments(14)
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3年前、北海道ガーデン街道を巡る旅で30年ぶりに北海道を訪れました。
その時は日にちもないことですし、7つのガーデン巡りにしか考えが及ばなかったのですが、
親友から、時間があったら「イコロの森」と「銀河庭園」を……と、勧められていたんです。
その時は、時間の関係で「銀河庭園」に行った訳。最後は走った記憶あり(笑)
翌年、親切なターシャさんに連れられて、初めて「イコロの森」を訪れた時、
その素晴らしさに、前の年に「イコロの森」に行かなかったことを激しく後悔(笑)
この年になると後悔するってあまりないんですけどね……。
その時は一歩足を踏み入れた瞬間に大後悔!身悶えするほど大後悔(笑)

この世にこれほど素晴らしいガーデンがあるなんてね……。
何て言うのかな……綺麗とか美しいとかの言葉が陳腐に聞こえるのね。
総てのバランスが均等に取れた庭、静謐な風景とでも言うのかな……。
もっとこう、心の奥底に触れる何か、精神的なもの?そんな何かを感じます。
先ず、ローズガーデンとホワイトガーデンを抱えるようにされた設計が素晴らしいです。
驚きが幾重にもなって押し寄せるからです。美しい庭って沢山ありますけどね。
「イコロの森」は僕の中ではチョッと別格かな。
その光景はヒンヤリとした空気のせいもあるのかな?
全身の毛が総毛立つ感じ?大袈裟だけど自分が庭の一部になったような錯覚を覚えます。

「匂いのいい花束。」では夕方の移ろいゆく写真を、
こちらのブログでは翌朝のほの暗いガーデンの様子を御覧ください!
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如何でしたか。怒濤の140枚!手は腱鞘炎にならなかった?(笑)
何しろ両方のブログで200枚……だって写真選べないんですもん。
人間の目の凄い所は、近くを見ていて遠くを見ると瞬時にピントを合わせるところ。
それから暗いところではなるべく光を集めて明るく見ようとします。
今回は、暗いところは暗いままに……ありのままの「イコロの森」の再現を目指してみました。

初めて訪れた秋の「イコロの森」……。
もうビックリ仰天でした。目からウロコがボロンボロン(笑)
夏の一番、美しいとされるシーズンは勿論ですが、
秋の素晴らしさは僕の貧困なボキャブラリーでは到底表現不可能です(涙)
夏の「イコロの森」のイメージは、青々とした輝く緑と青い空。ビロードの芝のボーダー。
ローズガーデンの色彩とホワイトガーデンの白!そんな印象があります。

色彩を極力押さえ、余分をスッカリ取り去った引き算の美学を感じました。
(他のあらゆるガーデンはほぼ100パーセント足し算の庭です。)
ところが秋の「イコロの森」はどうでしょう。ありとあらゆる色彩が氾濫しています。
白から黒のグラデーション、様々なグリーンのバリエーション、
藁色から焦茶に移り変わる茶色のシチュエーション……。
花は終わりに近づいていますが、その分を様々な木々の紅葉が補って余りあります。
しかも、ただただ派手派手しい色ではなく、キッチリ「イコロの森」のフィルターを通した押さえた色。
そう、日本の伝統色って言ったらいいかな……侘び寂びを愛でる日本人の心に触れるのね。
しかも艶やかなの。それはまるでクリムトの風景画のようではありませんか。

「イコロの森」の素晴らしいところは、春の芽吹きから秋の枯れ込みまで、
一つの植物の成長と衰勢をガーデンの風景として100パーセント活用していること。
植物の成長を見守り、慈しむ気持ちが訪れる僕達の琴線に触れるのではないでしょうか……。
一年を通して何かしらの花を咲かせなければいけない、
庭に花がなくてはならない的なガーデンは見ていて疲れます。
通年、花がなければならない強迫観念はいつから始まったんでしょう……。
だって、そのためにまだ生きている植物を抜いたり鉢で隙間に差し込んだりする訳でしょう?
「花が溢れる庭を作る」ことと「植物を慈しむ」ことの温度差が激しすぎます。
それって植物を愛するのと正反対の行為、偽物の愛情だと思うから。
あくまで人間主体のガーデニングで、植物と共存出来ていない。
枯れたら植物じゃない、落ち葉は掃き集めなければダメ……それも分かるんですけどね。
枯れた枝葉、落ちた葉……その総てが愛しく、その総てが主役なのです。
残念ながら日本では枯れた植物を愛でる趣味はなかなか認められません。
枯れて霜で真っ黒になった草花……これほど美しいものはないと思うのですが……。
春は華やかで、秋になると一面、真っ黒になる「ブラックガーデン」……作ってくれないかしらン(笑)

植物と写真の神の光が降りたよう……大袈裟ですけどそう思います(笑)
今日の一枚目はヘッドガーデナーの高林さんの手。お願いして撮らせて戴きました。
僕、最近、手の写真に凝っています。人間の手って年齢や職業によって表情が様々ですからね。
高林さんの手……チョッと意外でした。園芸家=ゴツくて荒れた手をイメージしていましたから。
この綺麗な手が表すところは、「イコロの森」がローメンテナンスの庭であること……。
あながち間違ってはいないんじゃないかな?

高林さんには旅行前から色々とお世話になりました。
沢山お話を聞けて楽しい時間を過ごすことが出来ました。本当にありがとう!
来年はね、4回〜5回訪れる予定にしています(笑)取り敢えず5月の連休前に行きます!
人生が豊かになる「イコロの森」……皆さんも是非足を運んでみてください。

少し前までは、薔薇が咲いていないと全く興味を示さなかったあけが真面目に写真撮っています(笑)
景子姐は「神よどこに!」とばかり焦りまくっています(笑)果たして神は降りたのか?
2人のブログも合わせてご覧になってみてくださいね。


04. 11. 2014


Benoit。


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by souslarose | 2014-11-04 20:00 | Raindrops on Roses | Comments(20)
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台風一過、清々しい朝に「Garden Cafe Green Rose」を訪れました。
その日は野村和子先生を迎えて講習会があったんです。
野村先生とは何故かなかなかご縁がなくて、
「Garden Cafe Green Rose」の斎藤さんに紹介戴いて、
ようやくお話させて貰うことが出来ました。

朝早く、始発に近い電車で「Garden Cafe Green Rose」に向かいます。
ギリギリまで降っていた雨もあがり、 澄んだ空気の中、草花がしっとり濡れて、
秋と共に色付いた木々の葉が、一層、深みを増したようです。
最近、編集がスッカリ億劫になったブノワ。さん(苦笑)
今日も時系列でご覧ください。雨が上がり、薄日が差し、
草花がさんざめき、羽虫たちの飛び交う音が聞こえるようです。
刻々と陽が昇って行く様子がお分かりになると思います。
撮ってきた写真、多いですけどご覧くださいね。
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考えてみると、この春に訪れた時は、
調子の悪い Konica Minoltaの「α7」を騙し騙し使っていたのでした。
今回、新しくキヤノンの「EOS 5D Mark Ⅲ」にして初めての「Garden Cafe Green Rose」。
漸く満足の行くような写真が撮れるようななったかな?
今日は声を掛けてくださった roseさんと同時アップです。
roseさん、お人柄同様に丁寧な写真撮影でしたよ。
同じ時間の「Garden Cafe Green Rose」の様子、違いをお楽しみください。

チョッと面白いと思ったこともあります。
それは「匂いのいい花束。」にて書いていますので読んでみてくださいね。


この日の野村先生のお話のタイトルは「バラの歴史は人の歴史とともに」。
次から次へ、淀みなく薔薇と人の歴史をお話になる野村先生。
楽しい時間はアッと言う間に過ぎ、野村先生のお話を聞き、
薔薇とは矢張り芸術と切っては切れない縁があるものと実感しました。
そして、薔薇とは文化であること、改めて考えさせられました。

開催してくださった斎藤さん、
素敵なお話を聞かせてくださった野村和子先生、ありがとうございました。
またの機会を楽しみにしています! 次は日本の薔薇の歴史が聞きたいな。
物凄い数の薔薇の蕾がスタンバイしています。
まだ何日かオープンの日がありますので、
皆さんも「Garden Cafe Green Rose」訪れてみてくださいね。


21. 10. 2014


Benoit。


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by souslarose | 2014-10-21 20:00 | Raindrops on Roses | Comments(6)

花は咲いていますか?

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スッカリご無沙汰です。
皆さんお元気ですか?約1ヵ月ぶりの更新になります。
いやいや、書くペン……じゃない、叩くキーボードが重い重い(笑)

さて、休みの間はチョッと小旅行の他は家でゆっくりしていました。
暑い夏はジィ〜っと我慢、我慢、我慢の子ですもんね。
ブログを休んでいる間にも皆さんのブログはマメマメしくチェック。
メッセージはなかなか入れられませんが楽しませて貰いました。
僕が夏の北海道以降、楽しみに読ませて貰っているのが、
「イコロの森」のスタッフの皆さんのブログです。
工藤敏博さんの「Jumping Roses Voice 工藤敏博の植物日記」
高林 初さんの「イコログ」
北村真弓さんの「ガーデン日記」……。
3人の方が思いつくままに書いていらっしゃいます。
記事のアップのペースもマメだし、
メッセージにはキチンとお返事をくださるのも嬉しいです。
何よりも、そういつも遊びに行かれる訳ではない、
「イコロの森」の季節季節の様子が伺えて嬉しいです。

あれはいつのことだったかな……記事の中にお客さんから電話で、
「花は咲いていますか?」と質問された……とありました。
その時の一瞬答えに躊躇する様が、一般の花を求めて来園する方々と、
所謂、常に無理矢理、何かしらの花を咲かせて、
集客をするガーデンではない「イコロの森」の方針と、
管理しているスタッフの皆さんとの温度差?
「花についての定義」の違いみたいなものを感じ、
ひいては、矢張り多くの方がガーデンに求めるもの=花……。
その意味を改めて感じたりして興味深かったです。
勿論、「イコロの森」は通年、様々な花が咲き乱れ、
それだけではなくシルバーや銅葉、立ち上がる穂……彩る葉の美しさ、
グリーンから錦へと変わる計算された葉の美しさを楽しめるガーデンです。
何よりもその空気感……そして圧倒的な芝のボーダー……。
日本有数の素晴らしいガーデンを管理している方たちでさえ、
チョッと躊躇してしまう「花の定義」みたいなものを改めて考えたりもしました。

花とは一体なんでしょう……。
僕は一般(ガーデンに遊びに来る方たちの多く)には、
花=「花弁が大きな花」なのではないかと思っています。
穂先につく小さな小さな花や、地味だけど可憐な花……そう言う花ではなく、
もっと極端に言ってしまえば、花=薔薇……そう言っても過言じゃないと思っています。
でも、本当にそうでしょうか?一年中、薔薇が咲いていないといけない?
鑑賞価値のある葉が美しい植物もありますよね。
薔薇だって花のない時期を楽しませてくれる葉の美しい薔薇が理想です。

 「花は咲いていますか?」……。

春のひととき、百花繚乱、その春の一瞬だけを目指して、
絵の具箱を引っ繰り返したように華やかな色彩の洪水を作る庭もあります。
また、驚くことに、春と見まごうばかりに秋も満開の薔薇を咲かせる、
薔薇と植物に対する知識、それから育てる技術を持った方もいます。
また、そんなに華やかな花は咲かないかもしれないけれど、
素晴らしく手入れが行き届き、一年を通して様々な植物の美しさ、
新しい魅力を教えてくれる庭もあります。
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花とは一体なんでしょう……。
自分の好みが変わって来たこともあって、
チョッと考えさせられた記事でした。
この秋にも「イコロの森」に行くことになりました!
何と言う喜び。願いは叶う?あの素晴らしい庭の秋の姿……。
今から楽しみでなりません。                                                            

05. 10. 2014


Benoit。


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by souslarose | 2014-10-05 00:00 | Raindrops on Roses | Comments(12)

Raindrops on roses。

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 「Raindrops on roses and whiskers on kittens
  Bright copper kettles with warm woolen mittens
  Brown paper packages tied up with strings
  These are a few of my favorite things……。」

久しぶりに劇場で「サウンド・オブ・ミュージック」を観ました。
何年ぶりでしょう……このミュージカル嫌い、苦手な僕にしては珍しく大好きな作品。
サウンドトラックは擦り切れるほど聴きました。歌も全て空で歌うことが出来ます(笑)
大好きな理由は何でしょうね……ジュリー・アンドリュースは学校の先生みたいで嫌いだし(笑)
歌曲が粒選りだからかな?落ち込んだ時に元気を貰えるからかな?
子供の頃からソフィア・ローレンに目覚め、ヴィヴィアン・リー、
エリザベス・テイラー、イングリッド・バーグマンと変遷し、
シャーロット・ランプリングに止めを刺された女優の好み……。
ジュリー・アンドリュースに何も感じないのはお分り戴けると思います。
クリストファー・プラマーは好きな俳優です。
所謂、立派な顔立ちですよね。僕が言うところの立派な顔立ちとは、
洋の東西を問わず、面長で顔が四角く鼻が少し鷲鼻で高いこと……日本だと加藤剛さんとかね。
誰だっけ点て僕の友達で、あの薄い唇がいいって言ったのは。キスして貰いたいそうです(笑)
クリストファー・プラマーも長い俳優生活でやっとアカデミー賞を受賞しました。
出演作200本超……物凄い遅咲き、これからの活躍が楽しみです。
これまた大好きだったエリノア・パーカーも出ています。
去年、惜しまれつつ亡くなりました。90歳を超えていたんじゃないかな。
ピッタリの男爵夫人の役。彼女は知る人ぞ知る演技派の美人女優で、
アカデミー賞に3回ノミネートされています。惜しくも受賞はなしの無冠の女王ですけどね。
映画ではウィッグですが、美しく結上げられた技巧を凝らしたヘアスタイル。
舞踏会の時のゴールドと白のドレス姿の美しいことと来たら!
男女の酸も甘いも知り尽くした大金持ちの女男爵を好演です。

さて、名曲揃いの「サウンド・オブ・ミュージック」ですが、
僕が一番好きな曲は「My Favorite Things」……「私のお気に入り」です。
そう、JR東海の京都のテレビCFでも有名ですよね。
もうお分りですよね。一番最初の歌いだしね……。
エキサイトで一番最初に始めたブログの僕のIDになっています。

今日は文字通り「Raindrops on roses」な写真の数々を……。
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全て5月の「横浜イングリッシュガーデン」で撮影しました。
カメラはまだキヤノンではなく騙し騙し使っていたコニカミノルタの「α-7」
うぅ〜む……やっぱり何となく調子が悪い(苦笑)
そう言えば、前にもこの特集しましたっけ……タイトルも同じじゃん!
詰まり、あまり進歩していないって言うことですね(苦笑)

雨の薔薇園は素敵です。あまりザァザァ降りでは困ってしまいますが、
程よい雨は薔薇を色濃くし、しっとりとした風情を感じさせてくれます。
最盛期の「横浜イングリッシュガーデン」の様子を御覧戴きました。
そろそろ秋のシーズンが待ち遠しくなってきましたね。

あちらも人気のない映画の話題になりました(笑)
この「Under the Rose。」……少しお休みを戴きます。
遅い夏のバカンスかな……。


10. 09. 2014


Benoit。


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by souslarose | 2014-09-10 20:00 | Raindrops on Roses | Comments(15)
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薔薇のように美しい人がいます。
日本だけではなく、世界を代表するチェリスト、
長年、懇意にしてくださっている藤原真理さんです。

チェロに対する姿勢の厳しさや、演奏に対する貪欲さはつとに有名です。
日々の絶え間ない練習。身体を常にベストの状態に維持するための努力……。
お話を聞いているだけで頭が下がります。
もっと驚くのは、それを楽しそうにやってらっしゃること……。

僕は長年、真理さんのファンで追いかけをしていました(笑)
素晴らしいチェロ奏者であると共に、物凄く魅力的な女性だからです。
大御所ですからね、コワいイメージを持たれる人も多いですけど、
演奏の合間のお喋りなどを知っている人は、
真理さんの可愛らしい一面に魅了されているハズです。
クラシックに素人の僕が真理さんの演奏に関しては専門的なことは言えませんが、
以前の男性っぽい、力でねじ伏せるような部分がスッカリ影を潜め、
今やまろやかで非常に女性的な、円熟の音色のチェロを聞かせてくださいます。
オーケストラを後ろに従え、華麗に弾く超絶技巧のドヴォルザークや、
威厳あるエルガー、フランスの香りする洒脱なサン=サーンスも素晴らしいし、
ピアノと一緒のソナタ、特にシューベルトの「アルペジオーネ・ソナタ」や、
室内楽の真理さんも素敵なんですが、何と言っても、藤原真理と言えばバッハ。
真理さんが弾くバッハの無伴奏チェロ組曲の、
圧倒的な演奏と技巧にはただただ驚かされるばかりです。


そのバッハの無伴奏チェロ組曲のCDが、
NAXOS JAPANより10月22日に発売になります。
ひょんなことから仲良くしてくださるようになった僕が、
畏れ多くもジャケット写真を担当しています。
CDの詳しい情報は、真理さんのオフィシャルサイトでもご覧になれます。
ヘア&メイクの楽屋話しは冨田泰三くんのFacebookにて。
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今日は写真のサイズが大きいこちらのブログにて。
1枚目の写真はジャケットには使われなかったものの、僕の一番のお気に入りです。
2枚目はジャケットに使われた写真……本当にお綺麗です。
世間話をしたり、バッハを弾いて貰いながら撮影した写真です。
撮影当日の様子を想像しながらご覧になってみてくださいね。
感想等は「匂いのいい花束。」に宜しくお願いいたします。


05. 09. 2014


Benoit。


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by souslarose | 2014-09-04 22:00 | Raindrops on Roses
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さてさて、北海道紀行も最終回になりました。
今日は今回1件だけお邪魔した旭川のH邸です。
お邪魔するのは去年に続いて2回目、
素敵なご夫婦が迎えてくださってスッカリ寛いじゃいます(笑)

よく北海道の方々が

 「東京にガーデンの勉強に行かなくちゃ!」

と仰言るのを聞きますが、
実はそんな必要など全くない北海道の皆さんのガーデニング。
その実力たるや、関東のボンヤリ水しかやらない、
僕たちを黙らせるに十分な実力とセンスを兼ね備えています。
矢張り、薔薇を中心に植栽したくても、
気候のせいで思うように行かない歯痒さ、
何度も味わう挫折感……それがバネになり、
糧となって素晴らしい庭が出来るのではないでしょうか。
どちらのお宅も創意工夫に溢れていて物凄く素敵です。
春と夏が一気に訪れる北海道のガーデン・シーズン。
まさに百花繚乱、花の色もしっとりと濃く……。

さて、H邸でいつも思うのは、
僕には全く手に負えないクレマチスが自在に操られていること。
それから奥さまの趣味かな?実の生る樹が多いこと……。
枝から小さな実を下げている姿は微笑ましいです。

 「Woo Woo Woo Orange Blossom Blues 
  あなた実のなる花の好きな人 オレンジの季節まで……。」

山口百恵のアルバムの中の曲、
「オレンジブロッサム・ブルース」にこんな歌詞があります。
花を楽しむだけでなく実の時期まで植物を愛おしむ……。

写真を撮らせて戴きましたので御覧くださいね。
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クレマチス、凄いでしょう? 自在に操っていますよね。
それからね、思いもかけないところに、
珍しい植物や希少なシダ類が差し込まれています。
スッカリ寛ぐ景子姐、出されたものを片っ端から平らげる食欲モリモリのあけ(笑)
大きくカットされたメロンに顔を埋めそうな勢い……さっき寿司お腹一杯食べたのに。
僕はと言えば、出してくださったビールでスッカリ心地よくなり……。
帰るのスッカリ嫌になっちゃった。


06. 08. 2014


Benoit。


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by souslarose | 2014-08-06 20:00 | Raindrops on Roses | Comments(9)

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