カテゴリ:Raindrops on Roses( 129 )

爆発の予感。

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穏やかな春の一日……。

ようやく重い腰を上げ、渋々、嫌々、
申し訳程度にやりました……薔薇の手入れ(笑)本当、簡単に簡単に(笑)
剪定はアッと言う間に終わらせて、植え替えなんてとんでもない!
鉢栽培の宿命で水遣りと共にどんどん土が減って行きます。
そこに土を足すだけ(笑)本当はもっと大々的に玄関先を改良したいんだけど、
それは今年の冬のお楽しみに取っておきましょう。


さて、気温の上昇と共に、新芽がググッと伸びて来ました。
今年、僕が凄く嬉しく思ったのは、引っ越しの時に持って来たノイバラ2本。
これ「Eclair」の輸入苗がダメになった時に台木から伸びて来たもの。
捨てるのに忍びなくてそのまま育てていたものです。
だってねぇ、ノイバラだって生きたいんですよ。可愛いじゃないですか。
引っ越しを機にテラコッタから抜いてゴミ袋に突っ込み、
そのままの状態で4ヵ月。去年の酷暑でさすがに元気がなくなって来たので、
慌てて巨大なテラコッタに植え替えてあげたもの。
新芽もですが、至る所に素晴らしいシュートの予感が……。
大きくしたいんです……今年は大爆発するかもしれません(笑)

色々な薔薇と付き合って来ましたが、
矢張り、還るのは原点かな……シングルの小輪が愛おしいです。


03. 09. 2011


Benoit。


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by souslarose | 2011-03-09 00:00 | Raindrops on Roses | Comments(6)

新なシーズンに向けて。

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今年もアッと言う間に2月になってしまいました。
皆さんは薔薇の手入れお済みですか?僕は全く何もしていません(笑)
いつものことですから気にも掛けていませんが……。


先日、親友の写真家にポートレートを撮って貰いました。
そうなんです、今年の薔薇のシーズンに向けて宣材って言うヤツ?(笑)
こんな僕でも写真が必要になって来る時があるんですよ。
去年の白いシャツのバージョンはとても気に入っているんですけど、
出来れば新しいもので……そう思って撮影に臨みました。
明るいスタジオで予め伝えていたイメージ通りに手際良く。
なかなか面白い写真が撮れたかな?そう自負しています。
まだ出来上がりはお見せ出来ないので僕がイタズラで撮ったセルフ・ポートレートを!


さて、チョッと色々自問自答した事があります。
それは僕が薔薇の業界の人間かって言うこと。
僕はそんなつもりはさらさらないんですよ。
薔薇を作って売って貰っているから業界人……かもしれません。
先日お話しした大野耕生さんも、
 
 「ブノワ。さんはどう思っているか分からないけど、
   僕等はブノワ。さんを業界の人と思っている。」って。

そのお言葉は「仲間」として認めてくれたと思ってありがたく頂戴しました。
でも、僕は無責任かもしれないけれど、一私人として薔薇と接して行きたいんです。
業界のあれこれに縛られない自由勝手な立場で好きなことをして行きたい。
それはあくまでも勝手気侭にやるって言うことじゃなくて、
ルールに則ってはいるけれど、チョッと外から引いた視線で薔薇を見たいんです。
周りの皆さんからは「アイツっ!」って思われるかもしれないけれど、
その自由な発想からいいものが生まれるような気がするんです。
僕の薔薇が皆さんに受け入れられた理由もそこにあるんじゃないかと……。


今年の僕の薔薇と木村さんの薔薇の名前。
商標登録の先生、弁理士の先生に依頼して調査&確認を取っている所です。
それが済めば晴れて発表と言う段取りになります。
アッと言う間に5月ですよね……そろそろ重い腰をあげないと!
先ずは自分のお尻から生えた強情な根っ子から除去しないといけません(笑)


01. 02. 2011


Benoit。


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by souslarose | 2011-02-01 00:00 | Raindrops on Roses | Comments(22)
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今年もいよいよ押し迫ってきました。

「もう幾つ寝るとお正月……。」

今時、こんな歌を歌う愛らしい子供もいなくなりましたね。


さて、10月の京成バラ園で見た衝撃の薔薇!
「バラの家」木村卓功さん(キムタクてんちょ)作出の愛らしい薔薇!
色々あって、この僕、ブノワ。さんが名前を付けさせて貰うことになりました。
ハイ、謹んで、襟を正して名付け親にならせて戴きます。


薔薇に名前を付ける……簡単なことではありません。
飼い猫の名前を考えるように軽い気持ちで出来るものでもありません。
僕にとって、薔薇に名前を付ける=薔薇の交配のキッカケなんです。
はじめは「滅相もない!」と、お断わりする積もりでしたが、
僕と違ってキムタクてんちょは素晴らしい薔薇を沢山お持ちです。
1本くらい僕が付けてもいいのかな?そう?そうですか?(笑)

さぁて、そうなると責任重大です。
皆さん、どんな名前になるか、それぞれに妄想逞しく……じゃない、
想像力を巡らせて、あれこれ自分で名前を考えている方も……。
中には「マドモワゼル・○○」……自分の名前が付くんじゃないかって、
大それた勘違いをする方も(笑)

さぁさぁ、時間もあまりないことだし、
心許ない知識、殆どない想像力、欠落するオリジナリティー、
死滅しつつある脳細胞を総動員して素晴らしい名前を考えなければ……。

ハイ、責任重大です、心してお受けしました!
来年には麗しい名前とともに皆さんにお披露目……そんな段取り?
気に入らないからって呉々も石投げないでね!(笑)
なげるなら僕に名前を付けさせるてんちょに投げてやって!(笑)

皆さん、いい名前が付くように応援してね!
想像力が泉のように湧いてくるようにシャンパンの差し入れとかも嬉しいかも(笑)
ではでは、乞うご期待!キムタクてんちょの薔薇の名前!……です。


24. 12. 2010


Benoit。


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by souslarose | 2010-12-24 00:00 | Raindrops on Roses | Comments(22)

バラの家にて。

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11月のある穏やかな日、念願叶って「バラの家」に行って来ました。
今までなかなか行く機会がなかったのです。
羽織っているブルゾンがいらないほどの好天気。
わざわざ木村卓功さんが車で駅まで迎えにきて下さって、
ハウスの中や圃場を案内して貰いました。

普段、なかなか2人きりでお話しする機会はありません。
薔薇の集まりなんかでは人気者のてんちょは引っ張りだこだし……。
この日も他にお客さんが多数いましたが、
チョコチョコッと、短い時間でしたけどいい話しが出来たと思います。

ハウスや圃場を拝見して思ったこと……。
勿論、商売柄、薔薇ファンのニーズに合わせて、
様々な薔薇を揃えなければいけないのでしょうけど、
その他に木村さんの「薔薇好き」がなせる品種揃えも多数あると見ました。
オールドから人気のイングリッシュ・ローズやフレンチローズまで。
そして、今では忘れ去られようとしているハイブリッド・ティーの銘花まで。
そぞろ歩きながら、改めて薔薇の素晴らしさを実感した一時でした。

そんな訳で、写真に撮るのは普段とはチョッと違う薔薇たち。
てんちょに「ブノワ。さん、にしては珍しい薔薇を撮っていますねぇ……」
と、言われてしまいました(笑)
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今日はそんな中から何枚かお目にかけましょうね。
最後は僕の「Remi Chang」凄く大きく育っていました(笑)


30. 11. 2010


Benoit。


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by souslarose | 2010-11-30 00:00 | Raindrops on Roses | Comments(16)

最後の薔薇。

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秋の薔薇は非常に花保ちがいいです。
今年最後に咲いた薔薇は長い時間僕を楽しませてくれました。
朝、まだ薄暗い時間に家を出る僕に匂いで挨拶。
その強い匂いは時間が経っても少しも薄れる事はありませんでした。

お友達のあっちゃんが、

 「水やりが下手です」

と、ブログに書いていましたが、
グリーン・フィンガーのあっちゃんですからそんなハズはなく、
この夏の猛暑から続く秋の暖かい天気が、
例年の水遣りの感覚を狂わせていたのではないかな?
僕もボンヤリしていると茎がシワシワになるくらい
水が切れていたことが何回かありました(苦笑)

さて、美しい薔薇もこれでお仕舞。
ある休みの朝、カットしてグラスに挿し、暫く鑑賞。
花弁がハラハラと落ちはじめたので撮影大会と相成りました。

5月の「国際バラとガーデニングショー」の時、
皆さんコマツガーデンのブースの立っている僕に、
色々なものを差し入れして下さいました。
美味しい珈琲、和三盆のお菓子、ワイン、猫のオモチャ……。
それから真のマダムのMayさんがプレゼントして下さったのが、
「A Rose by Any Name」と言う洋書です。
薔薇それぞれの名前についてのエピソード、
イラストや写真で綴る薔薇の名前の隠された逸話。
その美しい頁と一緒に撮ったのが今日の1枚目の写真です。

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薔薇の名前は「Lady Alice Stanley」。
約100年前の古のハイブリッド・ティー。
いつだったか小山内健さんが我家に遊びにいらした時、
猫のきんが例の如く「ゴォ〜ン!ゴォ〜ン!」と小山内さんに頭突き(笑)
動物大好き、猫大好きの小山内さんがメロメロになって、
次に会った時にわざわざ持ってくて下さった薔薇です。
今度、きんを箱に入れて京阪園芸に送ってみようかしらン?(笑)
お返しに稀少な薔薇がドッサリ送られて来るかも……。



23. 11. 2010


Benoit。


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by souslarose | 2010-11-23 00:00 | Raindrops on Roses | Comments(12)

黒薔薇の夢ふたたび。

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先日のこと、友人に誘われて
京成バラ園の「おはようローズガーデン」に足を運びました。
当日は各地から薔薇の友人たちが集まり、
また、第一回のバラ・チャンピオンなでと言う楽しい催しがあり、
結構、肌寒かったにもかかわらず、大勢の来場者を楽しませていました。

友人とカメラを持ってバラ園内を漫ろ歩き。
写真を撮りながらあぁだこうだ言いながら散歩するのは楽しいものです。
薔薇の友達がいいのは、お互いにベタベタ干渉しないところ。
興味がある場所には「じゃあね、後でね!」と単独行動が出来ます。
フと気付くとポツンと一人、何度も足を運んだコーナーがあります。
そう、今日の写真を御覧になればお分りのように
黒薔薇が沢山植えられているコーナーでした。

薔薇には青を除く色々な色がありますが、
矢張り、好きなんですよねぇ……黒い薔薇。
深いビロードのような青の薔薇が出来たら御殿が建つかもしれませんが、
僕は青い薔薇にはあまり興味はありません。
それだったら美しい黒薔薇が作りたい……そう思います。
花の中で黒という色は特別な色だと思うのです。
黒水仙、黒いチューリップ、黒いコスモス、黒いビオラ、黒いダリア……。
人は黒という色にある特殊な感情を持つようです。
高貴、謎、神秘のヴェール、威厳、品格……。
黒いカップ咲きの薔薇を作ってみたい……僕の夢です。

朝露に濡れた黒薔薇……美しいです。
昔はこんな写真ばかり撮っていましたっけ(笑)
写真の好みも変わるものです。


20. 11. 2010


Benoit。


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by souslarose | 2010-11-20 00:00 | Raindrops on Roses | Comments(12)
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まるで春を思わせるようなうららかな週末。

 「お願い!どうしても!」

と、懇願されたので、天敵あけさんにお付き合いして、
あけ邸ご近所の薔薇マダムのお宅を訪問して来ました。
当日は高尾の駅まで迎えに来させ……じゃなくって(笑)
わざわざ車で迎えにきて下さったあけさん。
レッド・カーペットを敷くように言ったのに、何故か臭ぁ〜い銀杏が(笑)
先ずは豪邸に寄って美味しいランチを戴きました。
美味しいサンドイッチにコーヒー……そして何故か朝の余り物のお味噌汁(笑)
僕が「アルハンブラ宮殿」と呼ぶあけ邸……。
夥しい薔薇のテラコッタ……これでまだ薔薇を買うつもりなんですから恐ろしい!
ニャンズと遊ぶ間も惜しんで次のお宅へ。
Sさん邸では庭にアンティークの道具やバケツ、
趣味のいいアイアンの細工(僕、大好き!)のものが所狭しと並び、
珈琲をご馳走になりながらゆったり気分になりかけた頃……。

 「ホラ、ボヤボヤしないで次っ!
  ダメダメ、そんなに珈琲飲んじゃお腹チャポチャポで夕飯食べられないよ!」

と、キツぅ〜くお叱りを受けてしまいました(笑)
夕飯の大食まで計算に入れてお茶をご馳走になる辺りがあけさんらしくて凄い!
Sさんの運転で一路邸へ。

次のお宅邸ではチョッとしたハプニングが……。
到着時、邸宅の主のマダムKがいらっしゃらなかったのです。
そんなことにお構いなくズカズカ庭に入って行くあけさんとSさん(笑)

 「イヤァ〜ン、可愛い!凄ぉ〜い!」

あけさんとSさん、写真を撮ったりあぁだこうだと、
姦しく言っている内に、マダムKが帰宅……。
わざわざ僕達のためにケーキを買いに行って下さっていたのです。
勝手に庭に入っていたことを悪びれる風でもなく(笑)
マダムに色々と説明をして貰い、今度、買う薔薇をチェック、
こちらでも美味しい珈琲とケーキをご馳走になり、
人にはキツぅ〜く注意するクセに珈琲のお代わりを当然のようにご所望のあけさん(笑)
時間的に尻に火が点いたみたいで、挨拶もそこそこにS魔女邸へ……。

そこは、まるでその邸宅だけが春になったかのような様相でした。
シミ一つない薔薇、薔薇、薔薇!しかもそれらが5分咲きくらい?
これから一斉に咲き乱れて来ると……我目を疑うとはこのこと、
一体どんな魔法を?あけさんが彼女を「魔女」と呼び慕う理由が良く分かりました。
薔薇の性質を熟知し、欠かさぬ手入れの毎日……。
的確な剪定でこのように一斉に秋の薔薇が咲くんですね。
一体ウチの薔薇は何なの?秋は咲かないと諦めていたのに……。

夕暮れにボォ〜っと光を発光するような薔薇を後に、
Sさんの車であけ邸へ取って返し、旦那さまを拾って夕餉のお宅へと、
一路、車を走らせたのでした……。


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今日の写真は他のお宅ではお許しを貰うのを忘れたのでK邸での5枚。
薔薇だけではなく多肉植物や宿根草が絶妙なハーモニーを醸し出しています。
珈琲を戴きながら外を眺めるとアイアンの柵が……。
慈しみ育てている多肉植物の寄せ植えと、
邸宅の裏手の新しい壁の小窓にチョコんと座っている天使。
そして、マダム不在中、僕等をお迎えしてくれたウエルカム・ローズ……。

こうして今年の秋の薔薇は終わりを告げるのでした。
来年の春はもっと綺麗に咲かせられるだろうか?
学んだことを実践出来るかな?……無理だろうなぁ(苦笑)
快く庭を見せて下さったSさま、Kさま、S魔女さま、
本当にありがとうございました。
そしてあけさん、運転&案内ご苦労!褒めてつかわす!(笑)


08. 11. 2010


Benoit。


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by souslarose | 2010-11-08 00:00 | Raindrops on Roses | Comments(2)
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スッカリ肌寒くなって来ました。皆さんお元気ですか?
僕は仕事の合間にせっせと薔薇の世話をしたりしています。
先日のこと、友人と京成バラ園を歩いて来ました。
その日は秋の「おはようローズガーデン」開催日で、
満開の薔薇を見に、三々五々、各地から友人が大集合(笑)

そんな中、久し振りに素晴らしい薔薇に出逢いました。
今日の写真の薔薇、「バラの家」の木村卓功さんが作出したオリジナルの薔薇です。
ピンクのその薔薇は驚くことにグリーン・アイを持っています。
ピンクと言っても単色ではなく、花弁の裏や先端に濃淡が表れ、
ビッシリ密に花弁が詰まった花に陰影を与えています。
その場にいた友人、マダム達は一目でこの薔薇にノックアウト(笑)
さっきまでは食べた朝食の量が少ないだの腹が減っただの、
あれだったら3人前は食べられる……と、こぼしていたクセに、
美しい薔薇を見た途端に可憐な少女にタイムスリップする早業、
一瞬で乙女に変身する奥義にはビックリ(笑)
数々の美しい薔薇を見慣れているマダム達を唸らせた薔薇……。
しかし、愛らしいその薔薇はまだ名前がないとのことです。
さらに驚くことには、発売すら躊躇しているとか……。

何で?何で?何で!?そんなバカなことありませんよねぇ。
こんなに可愛らしくて優雅で気品があって……。
褒め言葉が幾つあっても足りないこの薔薇。
何と発売を躊躇しているとは!
木村卓功さんことキムタクてんちょに理由を聞いたところ、

 「香りがないから……。」……って。

そんな事はありません!決して強香ではないけれど、
清潔で甘い薔薇の匂いがします。この薔薇が持つ表情にピッタリの清々しい匂い。
例えてみれば、社交界にデビューする前の少女のような……。
意中の青年にダンスを申し込まれ、俯き、恥ずかし気に頬を染める少女……。
よく少女から美しい女性に成長する様を「薔薇の蕾が綻ぶよう」って言いますよね。
正にその瞬間が薔薇の花になったかのようです。
久し振りに唯一無二の個性的な令嬢にお目に掛かりました。

何も薔薇の全てに濃厚な匂いがなければならない訳ではありません。
全ての女性が強い香水を身に纏わなくてもいい。
洗いたてのリネンや石鹸の清々しい匂いの令嬢もいるのです。
その薔薇、その薔薇に相応しい匂い……それでいいのだと思います。

美しい薔薇はこの世の中にゴマンとありますが、
僕の持論では、究極の美を持った薔薇は必ずグリーン・アイを持っています。
そう「Mme. Hardy」のように……つまり!

 「もう子孫は作りません。私が完成形なの!」

と、言うことだと思うのです。宣言しちゃっています(笑)
さっきまで、「もう置くところがない。」と、こぼしていたマダム達。
舌の根も乾かぬうちに、パッと顔を輝かせ、

 「イヤァ〜ン、可愛い!あたし1本!」
 
 「名前は?名前は?わたしも1本!」

だそうです(笑)どんな名前が付くのかな?
この年になるとあまり物事には動じないし感動も薄くなって来ている僕ですが、
勿論、僕も1本お迎えしようと思っています。
世界の巨大ナーサリーが毎年、作り出す素晴らしい薔薇の数々。
だけど、それに勝るとも劣らない日本人が作った日本の薔薇。
日本人ならではの感性と美意識で選抜された薔薇……。
さぁさぁ、キムタクてんちょ!どうします?
人気沸騰は間違いなしですよ!新社屋が建つかもよン!(笑)


バラって最高! by 木村卓功。


29. 10. 2010


Benoit。


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by souslarose | 2010-10-29 00:00 | Raindrops on Roses | Comments(44)
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今を遡ること 14年前。
僕は青山の骨董通りにあるデザイン事務所に勤めていました。
初めて就職した事務所が不景気のあおりを喰って廃業。
(地元の名士だった社長が倒産だけは避けたがった……。)
次に就職した会社です。面接で即採用、お祝いに自分で自分にプレゼント。
中島誠之助さんの店で染め付けのお皿を買ったのが懐かしいです。
さて、その事務所、何と9ヶ月で辞めてしまいました(笑)
人と上手く付き合う才能があって(多分)我慢強い僕(おそらく)にしては異例。
理由は、そこの社長がイヤでイヤで……いい人だったんですけどね。
その9ヶ月間に、自分の足で歩き青山の色々な店を開拓しました。
レストラン、カフェ、勿論、骨董屋、いいものを扱うブティック……。
そんな中、もっとも感動して今でもお付き合いして貰っているのが、
深野俊幸さん主催の南青山のカントリーハーベストです。

忘れもしない1996年6月13日。
珍しく仕事を早めに終わった僕は、青山キラー通りにある美容室に友達を尋ねました。
そこに勤める知り合いの女性に誕生日の花束を届けるために……。
道すがら、何をプレゼントしようか迷って歩いていると、
246を1本入った裏道に素敵な花屋を発見!
匂うんですよねぇ……いい店は何やら素晴らしい匂いが(笑)
その時は、当時、深野さんと一緒に店を切り盛りしていた女性Oさんがいらして、
僕の一風変わったリクエストに応えて下さいました。

 「野原の小径で摘んだような花束にして下さい。」

そこから僕とカントリーハーベストのお付き合いが始まりました。
男たるもの、いい花屋を一つは知らないといけません。
折々に花束を贈る、自分のために花を買う……日本の男性に多いに欠如している部分。
恋人の誕生祝いに、友人の記念日に、母の入院のお見舞いに、
そして、大好きな女優さんや俳優くんの楽屋見舞いに……。
カントリーハーベストは平々凡々な僕の株をどれだけ上げてくれたか。
そして、毎回、頼む僕が驚かされる斬新なアレンジ。
奇を衒うのではなくて、植物を知り尽くした上でのオリジナリティです。

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さて、先日、幸運にもソフィア・ローレンに花束をお渡ししたことは書きました。
急に思い立ったんですよ、日本のファンの皆さんからって言うことで、
ソフィア・ローレンに花束を渡して貰おうって
(ヒョンなことから自分がその大役を仰せつかりましたが……。)
勿論、迷うことなく花束はカントリーハーベストです。
当日、伺うと幸運にも深野さんがお店にいらっしゃいました。
用件は既にご存知で、確認を少しした後に作って下さったのが写真の豪華な花束です。

ソフィア・ローレンにはどんな花が似合うでしょう?
店には向日葵もありましたが(笑)ここで向日葵を使ったら一生バカにされます(爆)
さてさて、どうしたものか……深野さんには既にイメージがあったようです。
紫陽花と大きなダリアを中心に、そこに薔薇の「Yves Piaget」が入ります。
たった3種類の花、シンプルだけれど思い切り印象的で豪華です。
僕は深野さんが作った花は大好きですが、花の好みが全く同じと言う訳ではありません。
実はこの時も、紫陽花、ダリアまでは何となく予想がついたんですけど、
そこに「薔薇?」チョッと意外な気がしました。
別に僕が薔薇が好きだからって言うこともないんでしょうけど、
小さな花弁と同じ渋めの色味を持つダリアと紫陽花に、
全く違うテクスチャーを持つ薔薇を入れる……目からウロコが落ちました。
深野さんが凄いところは、これらの花を混ぜないんですね。
普通は種類の違う花々を均等に混ぜたくなるものなんですが……。
深野さんは大きな纏まりでスパイラルを作って行く。
薔薇を中心に、周りをダリア。そして、その外側に紫陽花……。
このごくごく自然な無造作感!空気感って言うのかなぁ……凄いです。

驚くことに、その薔薇を入れた事によって、
何も匂わなかった花束が「匂いのいい花束。」になったことなんです。
花束を見たイタリア文化会館の皆さんは驚きを口にします。
そして、必ず顔を輝かせて「凄くいい匂い!」と。
美しい花、花束を見た人は、次に必ず匂いを期待します。
たった5輪の「Yves Piaget」が強烈な匂いで辺りを包み込みます。

2007年の「国際バラとガーデニングショウ」を覚えていらっしゃる方も多いと思います。
深野さんのカントリーハーベストがメインのテーマの庭を作った年です。
僕も長年のお付き合いをさせて貰っている立場からすると本当に鼻が高かったです。
花の洪水、色彩のマジック、他の追随を許さない個性……。

随分前になりますが、お店で聞いた深野さんの言葉が思い出されます。

 「店を始めた頃、御飯を食べるお金を惜しんでも店のために変わった花を一本買った。」

いい花屋の条件は幾つかありますが、その1つが花の品揃えですもんね。
数えきれないほどの草花と花器、素敵なアンティークが店を埋め尽くします。
深野さんの魔法で薔薇の魅力に染まった一日でした。


26. 10. 2010


Benoit。


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by souslarose | 2010-10-26 00:00 | Raindrops on Roses | Comments(8)

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