工藤敏博さん渾身のローズガーデン。

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写真家の今井秀治さんが、

  「ブノワ。さんは薔薇に詳しい……。」……そう仰言ったそうです。

残念ながら僕は全然、薔薇には詳しくありません。普通かな。
えっ!?ウソっ!?って……オリジナルの薔薇出しているのに?(笑)
一時期、60平米のバルコニーで、毎年のようにイギリスのピーター・ビールズから、
60~70本の苗を輸入して育てていた頃。薔薇の交配をするようになる前までは、
確かにチョッと詳しかったかもしれません。希少な品種も可成り育てていましたしね。
たった一輪でもいい、自分の手で実際に育てて花を見てみたい……そう思っていました。
当時は薔薇に対する興味の持ち方が今とチョッと違いました。
コレクター的な感じもしなくはなかったかな?兎に角、1本でも沢山の薔薇を育ててみたかったの。
遡って交配親まで調べて……ただそれも自分の薔薇が世に出るまでのこと。
出てからはチョッと理由があって、新しい薔薇に全く興味がなくなってしまったのです。
そのことについてはまた別の機会に書くとして……。

関東近辺の皆さんはご存じの通り、余程のことがない限り、
水やりさえ欠かさなければ滅多なことで薔薇は枯れません。
勿論、美しい花を咲かせようと思えば、施肥や剪定、
枝の誘引など、手をかけることも必要になってきます。
ただ、栽培に関して言えば、それ程、御大層なことをしなくても春になれば花は咲く……。
そんな風に思っていました……秋の花はまた別ですけどね。
薔薇ほど栽培が簡単な植物はない……と。

今年の「イコロの森」の春も早かったみたいです。
僕が訪れた7月3日で6~7分咲きくらいの感じ。
背の高い樹で漢字の「日」の字に区切られたホワイト・ガーデンとローズガーデン……。
周りのこの世のものとは思えない美しい芝生のボーダーを楽しんだ後、
楽しみにしていたローズガーデンに入ります。

  「はぁ………………。」

鼻をくすぐる薔薇のいい匂い!深く深く深呼吸します。
夕方の強い日差しを真横から浴びて薔薇たちが輝きます。
今迄、何回か訪れたローズガーデンは、何れもチョッと早かったり遅すぎたりでしたが、
今年はドンピシャの開花状況でした。そしてまだまだ蕾が一杯!

初めに薔薇の栽培は「水やりだけで簡単……。」……そう書きましたが。
北海道に来るようになって、また、ここ「イコロの森」のローズガーデンを見るようになって、
薔薇に対する考え方がチョッと変わったように思います。薔薇とは何と手の掛かる植物……。
豪雪地帯の岩見沢で魔法のようにイングリッシュ・ローズやデルバール、
それから有り難いことに僕のをピッカピカに咲かせているターシャさんみたいな方もいますが、
基本的に北の大地では寒さに強い品種を選ばなければダメです。
僕が首っ引きでボロボロになるまで眺めていた愛読書「Botanica's Roses」に記載されていた、
栽培可能な地域を表した「Zone」のことにも思いを馳せます。
ここ東京では「Zone」なんて関係ないですもんね。

ここ北の大地では並々ならぬ努力と工夫が必要です。
関東では暑さで薔薇が枯れることはまずありません。
「Summer Song」や「Rhapsody in Blue」などは暑さに弱いと言われつつ、
枯れ込むまでは行かないのです。「Summer Song」の花後に元気よく伸びたシュートが、
8月にまるで燃え尽きた蝋燭の芯のようにチリチリに焼けることはあるし、
「Rhapsody in Blue」が真夏に枯れそうになっても新しいシュートの更新が早いように、
暑さで枯れる経験はなかなかしたことはないのではないでしょうか。
その点、北の大地の薔薇栽培は本当に大変だと思います。
僕ならとっくの昔に音をあげているに違いありません。

ローズガーデンには寒さに強い品種が植えられています。
一部の有名な「Iceberg」や、薔薇ファン垂涎の「Snow Pavement」などを除いて、
殆ど名前も知らないか、名前を知っていても初めて実物を見る薔薇ばかり……。
僕の周りでは殆ど見かけなくなった「Golden Wings」などを見て、
何やら急に親近感を覚えちゃったりして(苦笑)自然樹形の美しい薔薇たち……。
薔薇を撮ることがなくなってしまった僕が、自然に薔薇にカメラを向けました。
沢山、撮って来ました。スクロールで腕よ千切れん!(笑)是非、ご覧ください。

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今日の1枚目の写真は工藤敏博さんの著書「北海道のバラづくり」の美しい写真をチョッと意識して……。
「北海道のバラづくり」には北の大地での薔薇栽培のノウハウが書かれています。
紛れもない寒冷地での薔薇栽培のバイブルです。
7年前の著書ですから、勿論、工藤さんの中でも栽培方法の考え方が変わったり、
進化している部分もあることでしょう。今度、一杯やりながら、
薔薇について色々とお話を伺ってみたいです。

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そうそう、車を南の方の海岸沿いを走らせながら偶然に見付けた自生のハマナシ。
「イコロの森」にも沢山のハマナシの改良種が植えられていますが、
海岸線のハマナシを撮りながら、チョッと工藤さんのことを思い出したりして……。

「イコロの森」のローズガーデンは、丁度、今週末が見頃のようですが、
まだまだ蕾がギッシリあります。夏の間中楽しめそうですよ。
空港からも近いです。日帰りも勿論可能だし、是非、訪れてみてください!

「イコロの森」の他の様子はこちらからどうぞ!


12. 07. 2015


Benoit。


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by souslarose | 2015-07-12 20:00 | Raindrops on Roses

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