美しさそれぞれ……。

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何を美しいと思うかは人それぞれです。
美しいと感じる幅の弘さ、許容範囲も人それぞれです。
何が正しくて何が正しくないか……正解はありません。人の数だけ答えがあります。


たとえば薔薇……。
殆どの人が満開の花や綻びかけた蕾を美しいと思うけれど、では、葉は?刺は?
葉が落ちた冬枯れの姿は?完璧に誘引されたツル薔薇の曲線は?
美しいと思うパーセンテージは確実に下がるでしょうね。
僕は枯れた花びらも美しいと思うのです。それは美しさとは紙一重。
マクベスの魔女ではありませんが、綺麗は穢い、穢いは綺麗なのです。
世界に目を向けてみると、あらゆるものに何かしらの「美」を見出だすのは日本人の特質ではないでしょうか。
侘、寂、命あるもの、ないもの。 たとえば、金閣と銀閣。光りまばゆい絢爛豪華な美しさと、
年を経て朽ち果てた、ものの哀れの中に宿る艶やかな美。
それは森羅万象、全てのものに神が宿る考え方の日本人の特徴、
砂漠の中で生まれた宗教を信ずる人たちとの違い……そう思うのはうがった考え方でしょうか。
その「美」を感じる幅が非常に広いのが日本人なんだと思います。
もっとも、最近では日本人の美的感覚も随分と怪しくなってきましたが……。


今日の1枚目の写真は、今年から本格的に発売になる、
僕のオリジナルの薔薇の最新品種「Milady de Winter」です。
美しい姿を散々、写真に収め、少し枯れたところを外で撮ってみました。
普通はこの写真は撮りませんよね。即、ゴミ箱行きでしょうか。
枯れた薔薇もこうしてチョッとお膳立てして、飾ってあげることにより、
ふたたび違う美しさを見せるようになる……僕はそう思のです。
蕾や満開の薔薇だけが美しい訳じゃない……楽しみ方は色々です。

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2枚目の写真は美しい盛りの「Milady de Winter」。
左にボンヤリ見える赤い薔薇は、麻実れいさんにお名前を頂戴した「Rei」です。
嬉しいことに、発売からこの方、日を追うごとに評価が高くなって来ています。

さてさて、今年も薔薇のシーズンの到来です。
モッコウバラは夥しい蕾を上げ、早い品種もチラホラ蕾が見えて来ました。
皆さんも素晴らしい薔薇に沢山出会えますように!


2015年4月4日


ブノワ。


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by souslarose | 2015-04-04 00:00 | Under the Rose

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